イマタム・ホス

[イマタム・ホス]

統一暦１４１５〜１４６８年
一時期、オウティパクの嘘話屋の主人であったことで知られている。

生い立ち

オウティパクで生まれている。幼い頃からよくしゃべる子供として知られ、周囲の大人から人気が高かったという。その傾向は生涯を通してあったといい、同年代の者には少し軽薄な印象を与えていたが、年上の者の心を掴むことが自然に出来たという。
そのためか、取り立てて優れた物があったわけではなかったが、特に困ることもなく成長していったという。

無邪気な者

イマタムを知る者の多くが、無邪気な者と評するように、そのおしゃべりが原因で何かをしでかすことがあっても悪意が無いといずれ許されることが多い。そういった話の多くは、友人の恋人の話であったり、知られたくない失敗話などの、ごく本人以外にはたわいのない話であることが多かったが、ある秘密を暴露してしまったことがある。
それが、噂話屋の主人をしていた時の話である。情報屋として知られている噂話屋では、その情報の真偽を見極めるための秘密があったという。それは、その店で代々の主人に伝わるというクエスの耳飾りにあり、その耳飾によって真偽を見極めているというものである。この話をしてしまったことに対して、前の主人が怒りすぐに辞めさせられてしまったという話も伝わっている。
しかし、この話にはいくつかの間違いがあると指摘されている。イマタムが噂話屋の主人を短期間だけ実施していたのは、事実であったが、それはその時の主人が１０日間ほど店を留守にした時に代理でお願いされたに過ぎなかったこと。クエスの耳飾りの話をイマタムが話したことは事実であったが、その当時、噂話屋は情報屋としてはひっそりやっていた程度だったので、その話が大きく取り上げられることも無かったという。
間違って伝わった背景としては、イマタムが短期間だけ噂話屋の主人をやったことを聞いた者が何かへまをして辞めさせられたに違わないと思ったことや、後に噂話屋が歴史的に価値が高いと評価されるようになったことからではないかといわれている。

関連年表

統一暦１４１５年：イマタム・ホス、生誕。
統一暦１４６８年：イマタム・ホス、死去。