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ウィリト・ミタサ

[ウィリト・ミタサ]

統一暦1756〜1810年
リズイエルの王トア・カーブの忠臣。リズイエル大乱を拡大させた要因を作った者のひとり。

生い立ち

代々リズイエルの王家に仕える家系で生まれ育っている。統一暦1768年、12歳の時に後に主君となるトアが誕生するとその侍従となるべき教育を受けるようになる。そして、20歳になると幼少のトアを支える侍従として仕えることになる。

侍従として

ウィリトがトアの侍従となった当時、次の王が誰になるのかが話題になったことがあった。まだ、王子二人は幼かったこともあり、聡明である兄レシ・カーブが王になるのは、順番からも能力も妥当だと思われた。そのこともあり、どちらかというとレシが重宝されるような風潮が漂っていた。ウィリトはその状況を敏感に感じ、例えトアがどんな身分になろうとも自分だけは生涯仕えることを決めたという。それと同時に侍従としてだけでもなく、ウィリトを支えるようになりたいと考え、いろいろと勉強を始めたという。

忠臣として

大方の予想に反してトアが王となると、ウィリトは側近として働くことになる。ウィリトは決して目立たず、その功績がトアによるものだとしていたという。トアはその事をよく理解し、重宝していたという。ただし、トアはいつまで経っても子供扱いされていたことに対しては少々困っていたといわれている。トアが進めようとした改革を後押ししようと動いていたが、その最中に王兄の事件が起こってしまう。
レシの暴走を抑えることが出来なかったことをウィリトは後悔したが、後悔したままではトアが浮かばれないと考えるようになる。主君を失ったウィリトはどうするべきか悩み、そして、新たな主君としてトアの息子、リルパ・カーブに従うことに決めた。
後の歴史学者はこの点でウィリトの評価を下げる者が多い。本当に忠臣であれば、新たな主君を立てる前に、トアの考えた改革を一気に進めるべきで、そうすればリズイエル大乱も未然に防げたというものである。
しかし、現実にはウィリトは反レシ派として、リルパを擁立し、リズイエル大乱を拡大させる要因を作ってしまう。
この泥沼の内乱は、属国を巻き込む形で発展し、最終的には、民衆の敵としてウィリトはその命を奪われてしまうことになる。

関連年表

統一暦1756年:ウィリト・ミタサ、生誕。
統一暦1810年:ウィリト・ミタサ、死去。


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