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ナユの樹

[ナユノキ]

洗礼の宝具である深緑の翠石に秘められた力を試すために作られた樹。
生命を生み出すという実験は失敗に終わったが、後に粉末状にした物に身体能力を一時的に向上させる力とそれに伴い生命に危険を及ぼす副作用があることが分かる。

生命力の実験

洗礼の宝具である深緑の翠石には、魔力を蓄え、その力を生命力へと変換させる力を持っていた。この深緑の翠石は神話の時代以後、行方が分からないままであったが、古代王国の時代に再発見され、この力を試すために様々な実験がされることになる。
その中のひとつに、失われた生命や全く何も無い状態から生命を生み出す実験があり、ナユの樹が作られることになる。すでに枯れている樹に対して深緑の翠石の魔力を注入することで何が生まれるかという実験であった。

実験の結果

この実験は最初は成功したと思われた。魔力を注入したすぐ後に枯れていた樹が生まれ変わったかのように成長し始める。しかし、成長の速度が急速に上がっていき僅か3日間で、数十年にもおよぶ成長を遂げて巨大な樹へと成長し続けるが、そこまで成長して急激に枯れてしまう。
与えられた生命力が樹の内部で留まっていることが出来ずに、暴走してしまった結果であった。この実験により、深緑の翠石は別の形で使われることが模索されるようになる。
一方で、枯れたナユの樹に関する調査はその後も行われている。その中で、ナユの樹を粉末状にした物に一時的に身体能力を向上させる作用があることが分かると再びナユの樹に対する注目が集まることになる。しかし、それは使用者の持っている生命力を短時間に発揮させるという効果で、頻繁に利用すると使用者の生命に危険を及ぼす副作用を生む可能性が高いことが指摘される。そのため、新たなナユの樹を作るという話にはならなかった。しかし、このことが影響して実験の際に作られ残されたナユの樹は高額で取引されることになる。このナユの樹は古代王国の時代にほとんどが使われてしまったが、統一暦1012年に古代王国の遺跡であるカンラリガの三角錐で発見され、それを巡ってフカバイラの諍いと呼ばれる事件が起こっている。

関連年表

古代王国の時代:ナユの樹、深緑の翠石を使って作られる。
統一暦1012年:フカバイラの諍い。


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