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フーラモサ・クロ

[フーラモサ・クロ]

統一暦1056〜1118年
大陸戦争の研究者。ヒコ・アイデントの仲間20人に二十信徒という名前を付けた者とも言われている。

生い立ち

大陸戦争の終結した年に生まれている。幼い頃から世界が平和であることがいかに尊いかを聞かされ、ヒコとその仲間の活躍を聞かされて育ったという。フーラモサも語られる英雄達の物語に思いを馳せて幼年時代を過ごした。
成人して、大陸戦争から復興してきた世界で、大陸戦争の評価が行われるようになってくるとフーラモサもその研究をしてみたいと思うようになり、研究者を志すことになる。

研究者として

幼い頃聞かされたヒコとその仲間の活躍の物語は成人したフーラモサの心にも残っていて主にその研究をすることになる。多くの研究者がヒコという一人の英雄に注目した中でフーラモサはその周囲にいた仲間達に注目する。そして、ヒコに特に影響を与えた仲間を列挙し、数え上げた20人を特に二十信徒という名称を付けている。
この名称は、その時代に流行っていた大陸戦争の英雄譚に使われるようになり瞬く間に広がっていく。広まるにつれ、大陸戦争の時からその名称が使われ、特にその20人が特別な存在であるかのように思われていく。
この現象について、フーラモサも少し複雑な感情を抱いたようである。今までそれほど注目されていなかった者達の名前が広く知れ渡るようになったことに対しては嬉しいと思う反面、その面々だけの活躍だけで大陸戦争が語られることは必ずしも望んでいたことではなかった。

第一人者として

その後も二十信徒の研究を主に続け第一人者として活躍する。しかし、権威となってしまったことで、自分の発言により二十信徒の評価ががらりと変わってしまうことがあることを知った。このことで、思い切った新しい説を発表できなくなくなってしまう。新たな物の見方を提案することで、新しい切り口で評価を出来ると考えていたフーラモサにとっては嘆かわしい事であった。
また、二十信徒以外の他にもまだまだ注目すべき者達がいると、数百人以上の者達に関する詳細な歴史を発表しているが、二十信徒以上の注目を集めることは出来ず、この点もまた落胆していたという。

関連年表

統一暦1004年:フーラモサ・クロ、生誕。
統一暦1081年:フーラモサ・クロ、死去。


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