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シリース

[シリース]

北央海東央海の境目に位置するあった海上都市。マギク大陸アガースイヌ大陸フーリメ大陸の交易の要として栄えた。海の守護者と呼ばれた紺色の翼龍によって守られていたことでも知られている。

成立

マギク大陸、アガースイヌ大陸、フーリメ大陸を結ぶ海洋航路の中心に位置していたノートハート島は小さな島であった。交易がそれほど活発に行われていなかった頃には、交通の要所としての役割を果たすことができたが、その小ささ故に交易が拡大していくに従いその役割を果たすことが難しくなった。そこで、ノートハート島を取り囲む形で都市が徐々に作られるようになる。
大陸間の交易の利害関係に絡まないようにと中立的な役割を担うようになり、シリースという海上都市が成立したのは、統一暦700年頃の事である。

守護者

成立した直後から、その位置により、直接あるいは間接的にシリースに対していくつもの圧力が加えられている。それは特定の国であったり、個人であったりしたが、それらは全て退けられていた。その中心となったのが、海の守護者と呼ばれた紺色の翼龍であった。海の守護者は、元々ノートハートを根城としていた翼龍であった。自分以外の者に興味を示さなかった海の守護者に対して、シリース成立の中心にいたユウシ・ギクはその根城を荒らさないことと、そのためにはシリースが安全に保たれていなければならないということを納得させることで、シリースを守るという契約を交わしていた。

解放者

一定以上の緊張感を保ちながらも、シリースは交易都市としての役割を果たしていた。幾度か武力により、シリースを制圧しようと企む者がいたが、その都度、海の守護者によって追い払われていた。
この関係を乱したのが、解放者を名乗るレイ・ハクであった。レイは契約によって縛られている海の守護者を解放する役割は自分にあると思い込み、その住処へと向かうと、その不当性を訴え、海の守護者へ契約を破棄するように説得した。しかし、海の守護者はそれを相手にすることは無かった。これに対して、レイは海の守護者が愚かなる者たちによって騙されていると考え、強固な手段に出る。自分に賛同する者を密かに集め、海の守護者の住処に襲撃をかけたのだった。この行為に怒り狂った海の守護者はレイもろとも、その襲撃者達を一掃すると、シリースを壊滅へと追い込む。
こうして、統一暦723年、海の守護者の手によってシリースは壊滅させられてしまう。これ以降、幾度か同様の都市の建設が計画されたが、今度はそれを海の守護者によって邪魔されてしまうことになる。

関連年表

統一暦700年頃:シリース、成立。
統一暦723年:シリース、壊滅。


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