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ビアズ・ス・イ

[ビアズ・ス・イ]

統一暦937〜990年
スジシの文政官。
統一暦975年に起こったスジシによるスギアーズ侵攻のきっかけを作った者。

生い立ち

小国スジシに生まれていた。生まれ育った環境はスジシとしてはごく平均的な家庭であったが、幼い頃から心配性で、悲観的な性格の持ち主であった。
スジシは小さい国ながら、子供への教育には熱心であり、ビアズもその教育を受けている。勉強に関しては比較的できる部類であり、成人してスジシの文政官となる。

悲観的な性格

大陸戦争がはじまり、970年の同盟(俗称:アカネ同盟)などにより、世界が混乱への道をたどることになる。ビアズは、その悲観的な性格から小国であるスジシはひとたまりもなく世界の混乱に飲み込まれてしまうと考え始める。そんな事態に陥らないようにするためには、スジシの強化が必要であるが、小国であるスジシには限度があった。
そこで考えたのが、隣国でほぼ同じ規模のウドイとの併合であった。
元々、交流が深く、文化も似ていたことから、国同士のつながりも深く、それは不可能なことではないように思えた。
更に、この考えを推し進めたのが当時英雄として名前が挙げられるようになったヒコ・アイデントの存在である。偶然、その英雄と出会ったビアズは、併合の考えを述べると、ヒコはその考えに賛同してくれた。ヒコは混乱した世界を平和へと導けるきっかけとなるかもしれないと考えたのだった。
しかし、これにアクレ・ウィンドウが絡んできたことで、事態は混乱していく。アクレは、ウドイに働きかけ、これに真っ向から反対するように仕向ける。
状況が混乱していくにつれ、ビアズにはこのままではスジシが滅ぼされてしまうのではないかという思いが強くなっていく。それは強迫観念となり、強行的な手段を用いてもウドイを併合しなければいけないという思いに変わっていったビアズは、その一手としてスギアーズへの侵攻を提案する。その提案は、ウドイを併合すべきという機運の中ですぐに認められスギアーズ侵攻が起こる。

悲観者の後悔

スギアーズへの侵攻は成功したが、その後、スジシは更なる侵攻を果たすことはできなかった。ビアズはスギアーズ侵攻後、冷静に事態を振り返れるようになると自分が提案したことに罪悪感を覚えるようになる。スギアーズを治める立場になったビアズはそれを贖罪するかのように、スギアーズのために働いたという。
しかし、統一暦990年、23体の魔の者のひとり、尾を持つ者にスギアーズが滅ぼされてしまうと、スギアーズを最後まで守ろうとして命を落とした。

関連年表

統一暦937年:ビアズ・ス・イ、生誕。
統一暦975年:スギアーズ侵攻。
統一暦990年:ビアズ・ス・イ、死去。


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