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ワサ・マーユー

[ワサ・マーユー]

統一暦909〜992年
テムピリアジホシジの権力者であったシアイ・ナルノカオ・ナルノのナルノ家2代に仕えた執事。

生い立ち

テムピリアのジホシジで生まれる。
幼少の頃より、何をやるにもそつなくこなし、勉学にも、武術にも一定以上の評価をされていたが、特に何かが際立って優れているということもなかった。その温和な性格もあってか、目立つことがあまりなかった。
成人し、堅実に役人の道を歩むことになる。最初に配属されたのが、シアイの下であり、それをきっかけに二人は知り合っている。家柄が特によくなかったワサは仕事である程度の成果を得てもすぐに昇進することはなかった。そんな様子を見ていた、シアイは多少の同情から自分の秘書としてシアイを引き立てる。仕事をより身近で見るようになって、シアイはワサの能力の高さを認めるようになる。そして、同時にナルノ家の事も任せるようになる。当時、ナルノ家は、権力争いに巻き込まれそうな微妙な立場に立たされそうになっていた。それを無難にやり過ごすための能力を、ワサに求めたのだった。ワサは自分を評価してくれたシアイに報いようと画策する。
ワサの行動により、ナルノ家は微妙な立場を維持し続けることに成功し、あくまで中立であることを貫いた。これによりシアイの全幅の信頼を得たワサは、シアイにナルノ家の執事となることを依頼され、ワサもその要請に快く応じた。

執事として

執事となったワサは、シアイ、カオの2代に渡ってナルノ家に仕えることになる。特に表立った活躍をしているわけではないが、二人にとっては全幅の信頼を置ける立場であったといわれている。
家の私事については全権を任されていただけではなく、職務への助言も求められている。但し、ワサは自分の立場をわきまえており、職務への助言に関しては、客観的な事実だけを述べるようにしていたという。
この態度に関して、執事としては正しいが、個人的にはもう少し考えを述べて助けてくれてもいいのではないかとカオはたまに愚痴っていたらしい。
幼少の頃から、知っているカオに対しては、厳しく躾をしていたらしく、立ち振る舞いに関しての苦言は大人になっても続いていて、それに関してもカオはたまに愚痴をこぼしている。
カオを失脚させようとした事件に裏で手を回し秘密裏に処理をしていたのではないかといわれることもあり、その際には普段の温厚な性格とは異なる冷徹な処理をしたとされている。
ナルノ家を実質的に支えていた者としての評価は非常に高い。

関連年表

統一暦909年:ワサ・マーユー、生誕。
統一暦992年:ワサ・マーユー、死去。


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