ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

テイ・タヒ

[テイ・タヒ]

統一暦921〜975年
国王という立場に憧れドロモを建国した者。ドロモの崩壊と共に命を落とす。

生い立ち

集落の長の子供として生まれ、幼い頃から次の長になるべく存在と育てられた。テイが生まれた集落は長と言っても大した権限があるわけでもなく、立場的には他と全く違わない。少し前までは、僅かながら権限を持っていたが、テイの祖父にあたるその当時の長がそういう類のものを無くしていった。最終的には、長という名称だけが残されていた。
テイの住む辺りは、特に優れた産業があったわけではないが、逆にそのことで他に住む者たちから狙われることもなく、平穏な日々を送っていた。

王への憧れ

大陸戦争が激しさを増して来るようになると、周囲には戦乱の足音が聞こえてきたが、テイのいた集落にその影響が及ぶことは無かった。そんな中、テイは父親から長の地位を受け継ぐことになる。長となってもテイとしてはやることも何も変わらない日々を過ごしてきた。そんなテイの集落とは別に、世界は大陸戦争の混乱に巻き込まれていく。
そんな中、たまに訪れる旅人の話やたまに出かける集落の者の話から、大陸戦争の混乱の中、各地で新しい国が出来始めるという話をテイは耳にする。
それぞれの国には王がいて、王次第で国が栄えたり、滅びたりしているという話を聞いて急にテイは使命感に目覚めた。名ばかりの長で満足している場合ではないと考えたテイは国を興し王となることを決めた。
こうして、統一暦973年に建国されたのがドロモである。しかし、ドロモを建国したと宣言しても、集落の大部分の者はそれで何か変化が起こるとも思っていなかった。
テイも王となったは、何をすればいいのか、分からずに結局は変わらない日々を過ごした。唯一、はっきりとした変化があったとすれば、テイ自身のことを長ではなく、王と呼ばせるようにしたことぐらいであった。
統一暦975年、何の代わり映えのしない日々は一夜にして終わりを告げる。封印から解かれ記憶を失った夢を持つ者がドロモに訪れ、暴走。ドロモは一夜にして崩壊してしまう。この崩壊に巻き込まれてテイはその命を落とすことになってしまう。

関連年表

統一暦921年:テイ・タヒ、生誕。
統一暦973年:テイ・タヒ、ドロモ建国。
統一暦975年:テイ・タヒ、ドロモ崩壊に巻き込まれて死去。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved