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ワーク・ロクト

[ワーク・ロクト]

統一暦876〜953年
ポストマーズロマーズの大隊長。アクレ・ウィンドウの母方の祖父としても知られている。

生い立ち

ポストマーズのロマーズの名門ロクト家の長男として生を受ける。代々ロクト家では当主となるべき者は、大隊長となるべき家系でそれに見合う教育を幼少の頃より受けてきた。ロクト家の歴代の当主の中でも、優秀な部類に入る成績で兵士となる。
ロクト家のように名門の家の出身者は一兵卒として戦場に立つことは本来少なかったがワークは、そういった優遇はすべて排除して、自力で結果を出し、大隊長まで上り詰めた。
ロクト家の名前があったことが、大隊長まですんなりといけたことは事実であるが、それに見合う実力を示したこともまた事実であった。

大隊長として

大隊長となったワークは特に若手に対しての面倒見のよさが評判となる。これに対してはワークには三人の子供がいたが、いずれも女性であったためではないかと考えられている。自分の跡を継ぐべき存在が、身内にいなかったことが、面倒見のよさを生んだのではないかとも言われている。
そんな中、出会ったのが、ルティン・ウィンドウである。ワークはルティンのどんな地味な仕事でも真面目に取り組む姿に興味を持ち、着実に仕事の成果をだすルティンを信頼するようになる。
その信頼感の表れとして、ルティンを副官にすると同時に三女のエアリー・ロクトと結婚させることになる。ワークはこの時、ルティンを自分の跡継ぎにしたいと考えていたが、身分が違いすぎるとルティンは固辞している。
ワークはルティンの態度にひどく残念がったが、無理やり跡継ぎにすることは出来ないとあきらめた。ただし、本心ではあきらめきれずにたびたび跡継ぎの話をしていたという。
ルティンの能力を高く評価しており、自分の跡を継ぐ継がないは別として、大隊長に相応しい能力の持ち主だと考えていた。それを周囲に認めさせるために、小隊の指揮を任せる。ルティンも厳格な態度でこれに応え、周囲の評価を一変させた。しかし、ルティンはそれ以上、出世することはなかった。ワークの願いは叶うことはなく、人生の幕を閉じることになる。

祖父として

アクレの母方の祖父としても知られているが、アクレに対しては甘かったようである。
幼くして母親を失ったアクレのことをしきりに気にしていたが、ルティンが自分で世話するとやんわりと否定されていたために表立って何かをすることはなかったが、影でこっそりと手を回すことがあったようである。
兵士となったアクレのことを常に気にかけていたとも言われている。

関連年表

統一暦876年:ワーク・ロクト、生誕。
統一暦953年:ワーク・ロクト、死去。


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