ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

新版

[シンバン]

時の記録の最初の10冊以降に追加された物。最初の10冊は旧版と呼ばれ区別されている。
改版を重ねるにつれ、旧版と新版を区別することにあまり意味がなくなっている。

追加された歴史

統一暦1000年頃に発表された10冊の時の記録の最後にはここに新たな歴史を記して欲しいという旨の記述が残されていた。
時の記録が歴史学者の間で評判になってくるとともに、その記述の通り、新しい歴史、より詳細な歴史を記そうという者が多く現れるようになる。
こうして新たな11冊目以降が出るようになると、最初に出た10冊を旧版、新たに出た11冊目以降を新版と区別するようになる。
しかし、時代と共に旧版、新版を問わずに改版・改訂が繰り返されているために、旧版、新版を区別することにあまり意味がなくなっている。

執筆者の増加

当初、時の記録は歴史学者の間で話題になっていたため、専ら歴史学者が執筆に参加していた。しかし、新版の冊数を重ねることで時の記録が広く一般的に広がっていき、歴史学者のみならず多くの者が時の記録の執筆にかかわるようになってくる。
これにより爆発的に記述量が増えていくことになったが、それに伴い質への疑念が持たれるようになってきた。
これに対処するために、歴史学者の中で内容を確認するための組織が必要だと考える者が多くなっていく。
記述の確かさを検証し最終的に時の記録に載せることを判断する者として主記録員、主記録員を補佐する役目と次期主記録員の候補ともなる副記録員という役目を設定することで時の記録の質を確保することになる。
主記録員、副記録員は両方共に2名から5名程度の人員が選ばれている。
この制度により時の記録の記述量は一気に減少してしまうという結果になってしまうが、ある程度以上の質を確保することには成功する。
統一暦1907年に古代国家図書館群が設立すると、この権限を古代国家図書館群に移すことが検討されるようになる。
しかし、特定の組織の下では、その組織の影響を受けてしまい、時の記録が残す歴史が歪められてしまうのではないかという懸念を持たれてすぐに賛成とはならなかった。
この議論は100年程度繰り返されることになるが、古代国家図書館群がある程度長い歴史を持ち、それなりの成果を出すに至ってようやく、管理を任されることになる。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved