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旧版

[キュウハン]

統一暦1000年頃に発表された時の記録の最初の10冊。それ以降に追加された物は新版と呼ばれ区別されている。
改版を重ねるにつれ、旧版と新版の区別をすることにあまり意味がなくなってくるとその意味合いは最初に発表された10冊のことを特に限定するようになっている。

不明の作者の手がかり

時の記録は最初ひとりの歴史学者(名前、素性ともに不明)によって書かれていたとされる。そして、その最後にはここに新たな歴史を記して欲しいという旨の記述が残されていた。
記載されていた内容の詳細さ、正確さが歴史学者の間で評判になるにつれ、この本に新たな歴史を記そうと多くの人が関わるようになる。
これにより時の記録は11冊目以降が発表されるようになる。
11冊目が発表されると、時の記録は歴史学者以外にも広く知られるようになった。それにより、最初の10冊を書いた歴史学者が誰なのかを知りたがる者が多く現れるようになった。当初、歴史学者の間だけで評判になっていたときは、著者よりもその内容の方に注目されていた(これだけ評判になればやがて名乗り出るだろうと思われていた面もあった)がより一般的になるにつれ、その風潮は強くなっていった。
このことを研究するようになるものもいた。しかし、手がかりらしいものはほとんど存在せず、唯一の手がかりと言えたのは最初の時の記録10冊だった。そのため、11冊目以降と区別するため最初の10冊を旧版、それ以降を新版と呼ばれるようになった。

特徴

旧版の大きな特徴は整理されていないところである。
歴史書でありながら年代順に記述されているわけでもなく、また、歴史的な事件や事象ごとに記載されているわけでもなかった。著者が手に入れた情報をただ書き記しただけのようであった。事の大小により記述が変わることもなく、歴史的に大きな出来事だと思われる事象でもわずか数行の記述で終わる場合もあれば、ほとんど一般的でない事件に対して数十枚の記述があるということもあった。
ただし、時の記録としてはその後幾度も更新されることによってそういったことは徐々に整理されるようになっており、そういった面での旧版と新版の違いはほとんどなくなっている。
そのため、当初は最初の10冊の改版をした物も旧版と呼ばれていたが、違いが無くなるにつれ、最初に発表された10冊のことを特に限定して指し示すことになり、それは著者を研究対象とするために使われているという解釈になってきている。


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