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ヤグ・ウオリ

[ヤグ・ウオリ]

統一暦933〜960年。
アストインバーグの一兵士。
センドマカによるアストインバーグへの侵攻を阻止すべくオウスタに派遣されたアストインバーグに所属していた兵士。オウスタで後に第4代皇帝になるアカネ・ヤヨイと出会う。センドマカがオウスタを襲撃する中でアカネを助けるために命を落とす。その死はアカネの人生に大きな影響を与えた。

生い立ち

アストインバーグの兵士の家に生まれたヤグは両親の愛情を受けまっすぐに育っていく。特に秀でたものを持つことはなかったヤグは標準的な教育を受け、ごく平凡な青年として年を重ねていく。やがて父と同じように国の役に立ちたいと兵士になることを夢見る。

心優しき青年

アストインバーグの兵士となった兵士はいくつか戦いに参加した。目立った活躍をすることはなかったが無事に生き抜くことだけは成功していた。
何度目かの戦いでヤグはセンドマカと戦うためにオウスタに派遣される。統一暦960年のことである。
先遣隊として派遣されたヤグは主戦の部隊が来る前に受け入れの態勢を整えるのが仕事であった。オウスタは元々兵士が駐留することが出来ることが村の存在意義のひとつであったためにその仕事は村の人間の協力もありスムーズに進んだ。
そのときに協力したのはオウスタの村の子供達も含まれていてその中にアカネの姿もあった。ヤグは自分の仕事が終わると仕事を手伝った子供達にお礼として読み書きを教えてあげるのだった。心優しい青年であったヤグはわずか半日足らずで村の子供達と仲良くなった。
しかし、そこで悲劇が起きる。主戦の部隊がまだ到着していない隙を突いてセンドマカ軍がオウスタに攻め入ったのだった。
これにより村は壊滅状態に陥り村人の半数以上の人間が命を落とした。その中にはアカネの両親も含まれていた。ヤグは一人でも多くの村人を逃がそうとするが、その途中両親を失い途方にくれていたアカネを見つけ逃がそうとしているところをセンドマカの兵士に襲われてしまう。必死の戦いの末にアカネを逃がすがその直後現れた別のセンドマカの兵士によって命を奪われてしまう。
この直後、アストインバーグの主力部隊の一部がオウスタにたどり着いたことで戦局は一変し、不利を悟ったセンドマカ軍は退却を始める。
命をかけてアカネを救ったヤグの行動は、後のアカネの人生に大きな影響を与えることになる。

謎多き人物

ヤグは取り立てて目立った人生を過ごしていないこともあり、いくつかの面で明確な資料が存在していない部分がある。そのために様々な憶測をもたれている。
その中には実は当時の皇帝の密名を受けており皇帝の後継者を探していてアカネを一目見て後の皇帝になることを察したので命に掛けてアカネを守ったというものや実はセンドマカの斥候であったがアカネに出会ったことで改心したというものなどがある。しかし、いずれも創作の物であるといわれている。


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