ソニネス・ボカ
[ソニネス・ボカ]
統一暦880〜952年孤高の竜使いと言われた竜使い。姿無き龍とも呼ばれた無光を従えていた。
生い立ち
生まれは名門と言っても差し支えのない家であったと言われている。幼い時から恵まれた環境で育っていたが、幼少のある時、何かの声を聞き、その声に導かれるようにして、無光と出会っている。自分の中に眠る力の目覚めを感じると共に無光が抱えていた不安を共有するようになる。それから、成人するまで、ソニネスは黙々と自分を鍛えることに没頭していた。そして、自分の中の力に自信を持てるようになったソニネスは誰にも継げずに、無光と共に旅に出たという。
探し求めたもの
無光が抱えていた不安の正体は、日々高まる世界を巻き込む戦乱の予兆であった。無光はそれが何かによって引き起こされるのではないかと感じていた。その何かを探すためにソニネスは共に旅を続けている。各地の小さな事がきっかけになるのではないかと、その異変を探し続けていた。その中でウイントテの龍退治やタシアツテの魔物退治などいくつもの話が残されている。しかし、結局、その何かが分かることは生涯なかったという。無光の不安が的中したのかは定かではないが、ソニネスの死後、数年たった後に、大陸戦争が始まっており、世界を巻き込む戦乱となっている。
龍に従えられし者
ソニネスを評する場合、しばしば、龍に従えられていた者といわれることがある。それは自分の意志を持っていないように見受けられ、しばしば、無光の指示に従っている姿を見かけられたからだといわれている。また、他者にどう思われているかにもあまり関心がなかったようである。常に単独、とは言っても無光は常に一緒であったと言われているが、で行動して群れることは一切なかったという。
竜使いであることをわざわざ他者に説明する必要がないとして、竜の紋章に興味を抱かなかった者として知られ、そのため、孤高の竜使いと呼ばれることもあったという。
関連年表
統一暦880年:ソニネス・ボカ、生誕。統一暦952年:ソニネス・ボカ、死去。
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved