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ボライオ・ガネ

[ボライオ・ガネ]

統一暦438〜511年。
メトモバティの商人。フェアルトの剣の最初の所有者としても知られている。

生い立ち

メトモバティで商人の子供として生まれる。特に優れた才能は無かったが、やがては親の跡を継ぐのだろうと漠然と思っていたようである。後に自分の最大の長所と言うべき、人懐っこさは商売をやっていた親の影響が強かたっと言っている。
そして、本人も含めた大方の者の予想通り、商人としての道を歩む事になる。
商才に恵まれていなかったボライオであったが、小さな店をやりくりしながらやっていけたのは本人の性格によるものが大きかった。そして、それが後に大きな出会いを生む事になる。

剣の所有者

ナッシ・フェアルトの最初の印象は貧しい旅人であったとボライオは述べている。旅の途中、メトモバティに立ち寄ったナッシの姿を見たボライオは旅で苦労している勝手に思い込み世話を焼く事になる。当時、すでにナッシは名工として名前が知られている存在ではあったが、ボライオはそのことに気がつくことがなかった。後にナッシが名工である事を知った後でも、その姿から想像する事は自分には不可能だったと語っている。
世話をしている中で、ボライオはナッシが武器職人だという話を聞くと、自分が愛用していた剣を鍛え直して貰う事を頼む。ボライオにしてみれば、まだ貧しい武器職人の見習いにちょっとした仕事を頼んだぐらいのつもりであったという。ナッシは世話になったお礼とそれを引き受ける事になる。
そして、この時、鍛えられた剣が、後にフェアルトの剣と呼ばれる事になる剣である。ナッシの仕事振りを見て、ボライオは、その技量を知り、やがては優れた武器職人になると最大の賛辞を送っている。結局、ナッシが旅立ってからしばらくするまで、ボライオはナッシが名工であるという事に気が付く事はなかった。
ボライオがナッシの素性を知ったのは、それからしばらくたった後に、ナッシがメトモバティにいるという噂を聞きつけた者の話を聞いてからであったという。
その話を聞いて、納得したボライオであったが、自分の下に残されたフェアルトの剣を見て、その扱いに困ってしまう。買いたいという者は何名か現れたが、それは出来なかった。かといって、剣としての役割を果たさないのはもったいないと考え、自分が知る最も有名な剣士のルーフ・クカイに手渡す事になる。

関連年表

統一暦438年:ボライオ・ガネ、生誕。
統一暦511年:ボライオ・ガネ、死去。


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