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フェアルトの棍

[フェアルトノコン]

ナッシ・フェアルトが作った棍。棒術使いであるニモ・レブのために作られ愛用されたことで知られている。

一本の木

旅を続けながら材料を探し、武器を作っていたナッシは、その旅の途中で修行に明け暮れるニモに出会う。棒術使いとして知られていたニモは更なる武器を求めていたが、なかなかめぐり合えないことを嘆いていた。そんな中、ナッシは一本の木を見つける。その木は、ニモの親がニモが生まれた時に植えた木であった。
ニモのための木で、ニモのための武器を作るとことを思いついたナッシであったが、ニモは両親の思い出が残る木を使うことを承知しなかった。しかし、ひょんなことから両親が木に託した思いを知り、その木を使って武器を作ることを承知する。

専用の武器

ナッシが作り上げたのが、後にフェアルトの棍と呼ばれることになる武器である。その木の特性を活かし、緩やかな曲線を描いているのが特徴である。その曲線はニモの体格や攻撃の型にはまったもので、ニモの動きを邪魔することがなかったという。更に硬度を高めるために、棍の先には鉄で補強されていたが、それにより重量が増すことが無いように特殊な形状をしている。それは、同時に木に託されたニモの両親の思いである、ニモを守るための存在という意味を持たせるためでもあった。
フェアルト曰く、ニモのためだけに存在する専用の武器であり、ニモ以外の者に取っては扱いづらいただの丈夫な棒に過ぎないという武器であるという。
実際にニモ以外の者が手にした際にも、どこが使い勝手がいいのか全く分からなかったという。
ニモはその棍を生涯大事に使ったといわれていて、ニモの棍と呼ばれることもあったが、ニモはフェアルトにその武器を作ってもらったことを感謝し、その名前を付けフェアルトの棍と称していた。
ニモが死去した時に、その棍も役目を終えたように二つに折れたといわれ、その亡骸と共に葬られたと言われている。

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