ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

百年樹

[ヒャクネンジュ]

サロウズウゼムにおける信仰の対象となった巨大な樹。およそ百年の寿命を持ち、自身の寿命が尽きそうになると、巨大な種子を残して枯れてしまう。
この種子はひとつの樹にひとつしかできない(まれに複数の種子を残す場合もあるが、ほとんどのケースでひとつの種子しか残さない)ために個体数が増えることがほとんどない。サロウズウゼム崩壊において当時確認されていた最後の一本が燃やされて灰になってしまってから以後その存在は確認されておらず、滅びた樹といわれている。

信仰の対象として

百年の長きに渡り生き続ける樹である事、自らの寿命を知りまるで生まれ変わるように種子を残す事から、永遠を現すものとして信仰対象となっている。
特に有名なものはサロウズウゼムで神木としてあがめられていた。サロウズウゼムではツアリと呼ばれる神官が百年樹を管理していた。
サロウズウゼムは乾燥地帯にあるために水が不足すると百年樹に対して祈ることが頻繁に行われていた。この祈りが天魔法を生むきっかけとなったことは有名な話である。

霊木

百年樹はおよそ50年を過ぎたあたりから、樹自体が強力な魔力を持つようになり、その魔力に惹かれ精霊が宿るといわれる。その頃になると霊木となるといわれ、自らの意思を持つようになるとも言われる。
そのために無理に切り倒そうとすると、自らを守るために精霊の戦士を生み出すことがあるとされる。そういった出来事は故事として伝わっている。

滅びる運命

百年樹は一本の個体につき、ひとつの種子しか残さないため(ごくまれに複数の種子を残す場合もあるが、ほとんどはひとつしか残さない)ために、元から個体数が限られていた。更に種子を残す前に、何らかの理由により、枯れたり、伐採されたりしてしまうと個体数が減ってしまい、いずれは滅びる運命である樹であるとも言われていた。
サロウズウゼム崩壊の際にその当時確認されていた最後の1本の百年樹は燃やされてしまい、それ以後その存在は確認されていない。
ある話では灰になった樹の根元に二つの種子が確認されていたという話もあったがその存在は確認されていない。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved