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バンシラ・ダリン

[バンシラ・ダリン]

統一暦1203〜1268年
ネリマストで恐喝やゆすり、誘拐などで悪名高かったバンシラ一派を仕切っていた者。
ミサホサの事件の加害者。

生い立ち

自分に過去なんて者は存在しないと豪語していた者であったが、当然、幼い頃もある。ネリマストで言えば平均的な家庭といいごく普通の家で生まれている。
どちらかと言えば恵まれている家庭で生まれ育っていて、後に悪名高き者として名前を残すとは誰も想像しなかったという。
体の大きかったバンシラは剣術を習い始め、その腕を上げていった。習えば、習うほどに分かり易く上達するバンシラの姿に多くの者が期待を集めるようになる。
その頃に後に深い関わりを持つヨツジュ・マサと出会っている。同年代のヨツジュは当時は小さな体で運動神経に恵まれてもいなかったという。二人で稽古をしてもバンシラが圧倒的に強く相手にならなかったという。更にヨツジュは家が貧しかったために、剣術を習い続ける事が出来なってしまう。

挫折

転機が訪れたのは10代の後半になってからである。剣の腕前から戦士となるのを期待されていた前に突如として現れたのがヨツジュであった。ヨツジュは貧しい家を飛び出して各地を旅しながら剣術の腕を磨いていた。二人は試合形式で戦う事になるが、その実力の差は大きく逆転していた。ヨツジュはバンシラをあっさりとねじ伏せてしまう。更にこの出来事をきっかけにヨツジュが兵士へと推挙されることになり、バンシラにとっては初めて味わう大きな挫折であった。
バンシラは自分の限界を勝手に悟ると何をする気もなくなってしまう。そんなバンシラの態度を見た周囲の者たちもバンシラへの期待を無くし、次第に離れていくようになる。次第に素行が悪くなっていくバンシラは腕っ節が強かったため、一目おかれる存在としてそれなりの勢力を作るようになっていく。

大きな事件

頭が良いわけでもなかったバンシラは仲間たちと共に恐喝やゆすり、誘拐などで金をせしめるようになる。最初の内は、こそこそと人目を気にしていたが、バンシラ一派と呼ばれるようになるとそれを堂々とやるようになっていった。
そんな中、仲間のひとりが誘拐したのがゼサイ・ミサホサであった。単に金になると思って誘拐しただけであったが、これがミサホサの事件と呼ばれる大事件になってしまい。バンシラは仲間と共に捕らえられてしまう事になる。
この時、バンシラの取調べにヨツジュが関わっていた。バンシラはその中でヨツジュの子供時代の悔しい思いと、その後の苦労を聞き、深く反省する事になる。
ミサホサの事件をきっかけとして明るみになった汚職事件の混乱の中、ヨツジュによってバンシラとその仲間たちは刑を軽減される事になる。
バンシラはそのことに感謝し、刑を終えた後、仲間たちと共にヨツジュの手足となって働いたという。

関連年表

統一暦1203年:バンシラ・ダリン、生誕。
統一暦1268年:バンシラ・ダリン、死去。


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