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ヌーカサ・ルリ

[ヌーカサ・ルリ]

統一暦897〜962年
魔法士であり、魔力を帯びた武具の研究者でもある。ゾホフ・ルリの親としても知られている。

生い立ち

サリアリアス皇国の地方都市で生まれる。魔法士となるべく期待を込められて育てられ、その期待に応えるべき勉学に励んだという。
飛びぬけた才能は無かったが、真面目で研究熱心であったというのがヌーカサの当時の評価であった。その結果、望みどおり魔法士となる。ただ、魔法士となり、国に仕えるようになって欲しいという周囲の期待に対しては、興味を持たなかった。ヌーカサが興味を持ったのは魔力を帯びた武具に関してであり、魔法士とその研究をしたいと考えていた。
そして、その研究のため、アイセンへと赴く事になる。職人の都市での研究という事で、奇異な目で見る者もいたが、ヌーカサは全く気にする事がなかったという。

親として

周囲の反応に丸っきり興味の無かったヌーカサはアイセンで自分の研究にただ没頭していた。その頃、子供のゾホフが誕生しているが、ヌーカサはゾホフにもそれほど興味を示さなかった。親としての義務を放棄していたわけではなかったが、必要以上の関わりを持つ事はなかった。その事が影響してか、ゾホフが自分とは違い職人としての道を歩む事を意に介する事も無かったという。
そんなヌーカサであったが、ゾホフがトズム・イジェクと共に鍛冶屋を作った後、自分を頼って来た事は嬉しかったようである。後に初めて、親としての役割を果たせたような気がしたと言っている。
ゾホフとトズムは魔法の金属といわれていたバダリアの加工方法を考えていて、そのための方法を模索する中でヌーカサに助言を求めたのだった。ヌーカサは積極的に助言をしてそこからトズムが工具に魔力を付加する方法を考え出すことになる。
ヌーカサは二人の成果を高く評価し、誇りに思っていたようである。晩年、この二人の事を自慢げに良く語っていたと言われている。

関連年表

統一暦897年:ヌーカサ・ルリ、生誕。
統一暦962年:ヌーカサ・ルリ、死去。


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