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ゾホフ・ルリ

[ゾホフ・ルリ]

統一暦921〜1001年
アイセンの職人。魔法の金属と呼ばれたバダリアを容易に加工するための工具を開発した者。

生い立ち

アイセンでは珍しかった魔法士ヌーカサ・ルリの子供として生まれる。しかし、ゾホフ自身はアイセンの一般的な子供のように職人の道への憧れを強く抱いていたという。手先が器用なゾホフは高い技術力を持っていたが、知識を覚える事が苦手であったという。後に親友となるトズム・イジェクとはこの頃に知り合っている。
ゾホフの親であったヌーカサは、子供の進む道に積極的に興味を示す事も無く、やりたい事をやればいいと考えていたようである。そのため、ゾホフとトズムが協力して鍛冶屋を経営する事になったのもさほど興味を示さなかったという。

魔法の金属の鍛え方

ゾホフとトズムはそれまで誰も作った事のない武具を作り出したいと考えた。そして、そのための原料として目をつけたのが魔法の金属と呼ばれたバダリアであった。バダリアは魔力に反応して形を変える金属であり、加工するためには一定の魔力が必要であり、誰でも加工できる金属ではなかった。それ故に新しい物を生み出せるのではないかと考えなかった。
しかし、魔法に関わりを持ってこなかった二人には魔力を一定に保つという技術を持ち合わせていなかったために、かなり苦労をしたようである。悩んだ末に、ゾホフは魔法士であった父親ヌーサカを頼る事にする。
自分が頼られる事に驚いたヌーサカであったが、頼られた事は嬉しかったようで積極的に二人の手伝いをしたという。ヌーサカの助言の中からトズムが考え出したのが、工具に魔力を付加する事であった。その技術の元になったのが、記録石の技術であったという。この考えを元にしてゾホフは魔力を持った工具の開発に成功する。

仲違い

ゾホフはその技術を元にバダリアによる武具の開発を始める。その頃、アイセンはサリアリアス皇国からの独立が論じられるようになってくる。ゾホフはそれに全く興味を示さず職人として武具を作っていたが、トズムは次第に独立を強固に唱えるようになり、二人の関係が徐々に変わっていくことになる。
ゾホフはあくまでいち職人の立場を貫こうとするが、トズムはアイセン独立と共に幹部として軍を仕切るようになり、二人の道は完全に別々になってしまう。更に、統一暦973年のアイセン攻防戦、その後の更なる軍事力の強化に伴い、ゾホフはアイセンそのものを見限り、その地を離れることになる。
アイセンを去ったゾホフは職人として各地を回りながら、アイセンの職人としての誇りを常に胸に抱いていたという。

関連年表

統一暦921:ゾホフ・ルリ、生誕。
統一暦973年:アイセン攻防戦。
統一暦1001年:ゾホフ・ルリ、死去。


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