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スクカフ・ニシアギ

[スクカフ・ニシアギ]

統一暦1001〜1088年
ワルビオの兵士隊の隊長。ニシアギ討伐の対象となった反乱を起こした者。

生い立ち

大陸戦争の最中にワルビオで生まれ、強い子として生き抜く事を期待されていたという。幼い頃はいつまで大陸戦争が続くのかという不安の中で育てられ、それ故に兵士となる事は当たり前だと考えていたようだ。
特に優れたところがあったわけではないが、一本筋が通ったしっかりした者であったとされる。

兵士として

兵士としてのスクカフの評価もそれほど高いものではなかった。それでも、いくつかの戦いにおいて生き抜いた事からそれなりの実力はあったようである。年齢を重ねていくうちに自然と地位を得るようになり、やがては兵士隊の隊長となる。

反乱への道

地位と共に年齢を重ねていく内にスクカフは大陸戦争について考えるようになっていったという。その頃、大陸戦争は一時期の激しさが収まりつつあり、平和への道を模索しようとしていた。その中で、議論になるのが二人の英雄ヒコ・アイデントアクレ・ウィンドウどちらが平和な世界をまとめるのに相応しいかというものであった。
この議論は世界のあちこちで繰り広げられていたというが、ワルビオも例外ではなかった。その中でスクカフはアクレへの支持を明確にしていた。兵士として戦っていたスクカフに取ってアクレの戦う姿は戦士としての誇りを満足させるものであったという。逆にヒコの姿は理想論を語るだけの者に過ぎないと考えていた。
スクカフは国としての態度を示すべきだとしたが、いち兵士隊長に過ぎないスクカフの意見を聞き入れる事は無かった。スクカフはその姿に失望し、自らアクレへの支持を明確にし賛同者を募る事にする。これに対する民衆の反応は素早く、スクカフは一大勢力を築くと反乱を起こしてしまう事になる。こうして後にニシアギ討伐と呼ばれる戦いが起こる事になる。

収束点

スクカフの主張はワルビオが立場を明確にする事であり、必ずしもアクレを支持しなくても良いと考えていた。これに対して、ワルビオ側ははっきりとした立場を示さず、勝っている側につきたいと考えていたようである。しかし、スクカフがアクレ支持を明確にした事で、ワルビオ側はヒコの名声を利用しようと考え、スクカフを反ヒコ派であるとして粛清しようと考えるのであった。このため、ヒコに協力を求めている。
これに対してヒコは、表面上は静観を決め込み、裏では二十信徒の一人イサ・フォルクを派遣し、様子を伺っている。
イサはスクカフに接触し、平和裏に事態を収めるために説得をしている。スクカフは、イサの世の中が平和になった後の事は、ヒコ、アクレ共にその役割を終え、その後のことは、そこに生きる者たちで決める本来の姿に戻るべきだという言葉に納得したという。
イサの立会いの下、反乱は収束に向かうとスクカフはその混乱の責任を取り、兵士隊の隊長の職を辞す。しかし、兵士としてはワルビオに残り、いち兵士としてワルビオの行く末を見守っていたという。

関連年表

統一暦1001年:スクカフ・ニシアギ、生誕。
統一暦1041年:ニシアギ討伐。
統一暦1088年:スクカフ・ニシアギ、死去。


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