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エアリー・ロクト

[エアリー・ロクト]

統一暦909〜933年
ポストマーズロマーズの大隊長ワーク・ロクトの三女。アクレ・ウィンドウの母親として知られている。

生い立ち

ポストマーズのロマーズの大隊長ワークの三女として生を受ける。跡継ぎの男を期待していたワークの落胆は大きかったという。エアリー自身がその事を感じて育っていたかは定かではないが、期待はされていなかったと思っていたと後に語っている。
その父親を見返そうとしたエアリーは勉学に励み、それだけではなく剣術や魔法などにも幅広く学んだという。
ワークはその頑張りに気がつき、いずれは優れた婿を取らせて、ロクトの家を継がせようと考えるようになったと言われている。

出会い

ルティン・ウィンドウとの出会いは、エアリーが18歳の時である。当時、ルティンは25歳で、立場としてはまだ伝達係であったが、ワークがその能力を高く評価し、副官のような役割も担っていた。エアリーのルティンの印象は眼光の鋭さにあったという。それは単に、他者を威圧するだけではなく、どこか暖かみを感じたという。要は好印象で、一目ぼれをしていたのかもしれないと後に語っている。
ワークはこの時、ルティンを副官にし、同時にエアリーと結婚させ、家を継がせる事を目論んでいた。しかし、ルティンは自身が貧しい農家の出である事からこれを拒否する。この誠実な態度にエアリーは心惹かれ、二人はロクト家を継ぐ事は無かったが結婚する事になる。ワークは、家を継がなかった事はひどく残念がったが、二人の事は祝福したという。

アクレの母として

統一暦930年、アクレを生み、ルティンも小隊長となり、エアリーにとって最も幸福な時間が訪れていた。
この頃、エアリーがよく言っていたのが、アクレの将来についてだという。それはルティンの間で語られていたもので、立派な者になる必要はないが、困難に負けないような子になって欲しいというものであった。そのために努力を惜しまないような子になって欲しいと言われている。
エアリーはそれから3年後、急な病によって命を落とすが、この考え方はルティンを通してアクレに多大な影響を与えているとも言われている。
病床でエアリーは、ルティンとアクレの事を常に心にかけていて、父であるワークに対し二人が困る事があれば、助けてあげて欲しいという頼んだとも言われている。

関連年表

統一暦909年:エアリー・ロクト、生誕。
統一暦927年:エアリー・ロクト、ルティン・ウィンドウと出会う。
統一暦933年:エアリー・ロクト、死去。


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