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ウーテイア

[ウーテイア]

アガースイヌ大陸にあった国。穏健派が主流の国で他国の脅威にならず、争わない存在だとされていたが、セ・ディアにより隣国ゼルフーイア脅威論を煽られ、小競り合いを繰り返した後に本格的な戦いに発展し、それをきっかけにシュイ国の干渉を許してしまい吸収される形で消滅してしまう。

成立

統一暦300年頃成立した国。シュイ国が他大陸との交易を発展させていくのに対して、アガースイヌ大陸の恵まれた環境の下、現状を維持しつつ守っていく事を考えた者たちによって作られた国である。
そのために、穏健派が主流の国であった。元々、アガースイヌ大陸は恵まれた環境であり、争いが少ない事もあったことから、ウーテイアは他国の脅威にならず、争わない事を国是として、それが許される環境でもあった。

植えられた不安

統一暦338年、その安定した平和は小国セ・ディアが建国された事で崩れていく。セ・ディアが建国された当初、ウーテイアにとっては何の意味も無いことだとされた。ただ、隣国として、セ・ディアと呼ばれる場所が出来たに過ぎないと考えられていた。
小国であったセ・ディアは積極的に外交交渉を行っていた。この態度にウーテイアは良き隣人が出来たと評価した。
しかし、セ・ディアの思惑は異なっていた。実はセ・ディアはウーテイアと隣国であるゼルフーイアとの間に争いを生ませてアガースイヌ大陸の混乱を演出するために、シュイ国の調停者ミカヒル・イウにより作られた国だったのである。
巧みに取り入ったセ・ディアは、隣国ゼルフーイアがセ・ディアを狙い、それをきっかけにウーテイアを支配しようとしているとその脅威を煽るのであった。最初は誰もそれを気に留めていなかったが、捏造されたいくつもの証拠に次第にそれが本当だと思うようになっていく。

行動がもたらした物

次第にセ・ディアの思惑通りにウーテイアとゼルフーイアの関係が険悪な物になっていくと小競り合いが生まれてくるようになる。この争いはセ・ディアによって裏で制御されていたが、統一暦357年、セ・ディアを取り仕切っていた六円者のひとり、ミッド・セントを亡くすとその制御が上手くいかなくなってしまう。
ウーテイアはゼルフーイアとの全面対決を決め、これにゼルフーイアもこれに応戦した。ほぼ、同規模の国同士の全面対決は容易に決着がつかなかった。この戦いに巻き込まれる形でセ・ディアが滅ぶと、シュイ国は混乱を生んだ両国を非難すると両国に干渉する。本来は穏健な国であったウーテイアはそこで自制心を取り戻すが、そのことがまたシュイ国の干渉を強くすることになる。統一暦360年、結局、シュイ国に実権を握られる事になったウーティアは吸収される形で消滅する事になってしまう。

関連年表

統一暦300年頃:ウーテイア、成立。
統一暦338年:セ・ディア、成立。
統一暦357年:セ・ディア、滅亡。
統一暦360年:ウーテイア、消滅。


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