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ユウシ・ギク

[ユウシ・ギク]

統一暦646〜721年
海上都市シリース成立に関わった者。海の守護者と呼ばれた紺色の翼龍と交渉したことで知られている。

生い立ち

生まれた場所は、アガースイヌ大陸であったとされるが、親が貿易商だったために、マギク大陸フーリメ大陸を行き来していたために、ひとつの場所に定住する事が無かった。そのため、海上で生まれて、海上で育ったと語っている。
幼い頃からの環境もあり、多国間でのやり取りを身を持って知っていたようである。やがては自分も貿易に関わるようになると思うようになった矢先、海難事故で両親を亡くしてしまう。どこにも故郷という意識を持てなかったユウシは仕方なく海洋航路の中心に位置していたノートハート島で各国の貿易商の手助けをする仕事に就くことになる。

調整力

ユウシは幼い頃から多国間との関わりを持っていたためにそれぞれの国で異なるやり方に熟知していた。それが自然に行えることで、新しく商売を始めた者たちに特に重宝がられるようになる。そういった信頼が高まるようになると、ノートハート島内で名前が知られるようになっていった。
交易が盛んになり、ノートハート島を中心に都市が作られるようになり、シーリスが作られるようになると各国の利害関係を絡まないように調整したのはユウシである。ユウシはあくまで中立的な都市である事を強調し、ユウシが言うのであればと多くの者が納得したという。このため、シーリス成立には欠かせなかった者であるとも言われている。
しかし、ユウシが交渉して最も評価されたのは、各国相手ではなく、ノートハート島を根城にしていた海の守護者と呼ばれた紺色の翼龍であった。当初、その交渉は竜使いに任せようとしたが、それにより各国の力関係が崩れることを嫌ったユウシが自ら交渉の名乗りを上げたのだった。ただし、幼い頃にを相手にした事は無いために実際に交渉できるかは未知数とも言っている。
海の守護者はそれまでノートハート島に住む者たちを相手にしておらず、自分に害が及ばない限りは全く相手にするつもりも無かった。そのため、ユウシが訪れても耳を貸す事は無かった。ユウシはそれでもめげずに通い続けたという。ユウシの経験上、互いを理解するには、互いに関わる事で、それは龍相手でも変わらないと考えたのだった。
結果、海の守護者はユウシの根気に負けて、交渉する事になってしまう。そして、海の守護者はシーリスを守る事を約束したという。
シーリスが成立すると、ユウシは自分の故郷というものを初めてもてたようだと感激していたようである。そして、その維持のために奔走したという。
ユウシの死後、シーリスが滅びてしまうと、その後、同様の都市が出来る事はなく、ユウシの功績がいかに大きかったを物語っている。

関連年表

統一暦646年:ユウシ・ギク、生誕。
統一暦700年頃:シリース、成立。
統一暦721年:ユウシ・ギク、死去。


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