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ミア・クイライ

[ミア・クイライ]

統一暦877〜932年
魔法士でないのに魔法士を名乗り、ドンバツ詐欺に関わった者として知られる。

生い立ち

魔法士に憧れる子供。ミアの幼い頃を知る者の大半はそう語っていたという。家庭の事情から魔法を習う事が出来なかったミアは、子供時代、魔法使いごっこをして遊んでいたという。いずれは魔法を覚えたいと思っていて、それが実現すると思っていたという。しかし、ミアの希望が叶えられる事がなかったという。
それは、成人してからも変わらず、ミアは、魔法に嫌われているという言い方をしている。

詐欺の発端

ある時、ミアは幼馴染のルレフィ・ツハに相談を受ける。ルレフィは仲の良い幼馴染であったが、たびたび問題を起こすとその度にミアに助けを求めるのだった。その相談もそのひとつであったが、問題を解決するためには魔法士の力が必要だった。しかし、時間的に本物の魔法士に頼ることが出来なかったために、ミアが魔法士のフリをする事になった。すぐにばれ、更に面倒な事になると考えたミアであったが、ルレフィは根拠の無い自信で大丈夫だと言った。結果的に、ルレフィの言葉通り事が進んで問題は解決した。
この解決でミアは魔法士のフリをする事が他者の役に立つと思うようになったといい、ルレフィは金になるのではないかと考えた。そして、ルレフィは、ミアに魔法士のフリをさせて相談に乗る相談所を作る事を提案する。普段はルレフィの甘い言葉に乗ることは無かったミアであったが、積年の思いと成功体験からその提案に乗ってしまうことになる。

繁盛する商売

相談所は想像して以上に上手くいった。魔法士という肩書きで多くの者が、相談に来て助言を求めた。しかし、実際には大した相談で無いことが多かった。魔法士に相談できたという事で満足する者が多かったのだ。更にルレフィが上手い具合に難しそうな相談を断っていた事で順調に進んでいた。
しかし、統一暦905年、ドンパツ詐欺と呼ばれる事件が起きると、ミアが魔法士で無い事がばれてしまう。この事件では揉め事自体は、問題なく解決したのだが、ミアが魔法士で無いことがばれてしまった事で大掛かりな詐欺事件として扱われてしまう事になる。
事件の後、ルレフィはミアに再度、相談所を作る事を提案したが、ミアはその言葉に乗る事は二度と無く、魔法士に対する憧れを語ることもなくなったという。

関連年表

統一暦877年:ミア・クイライ、生誕。
統一暦905年:ドンバツ詐欺。
統一暦932年:ミア・クイライ、死去。


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