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ポシデジの砕炎

[ポシデジノサイエン]

統一暦前100年頃に土の精霊トゥ・トアの力により火山島を消し去ったといわれる出来事。トゥ・トアの力の大きさを表す出来事として語られている。

火山島の噴火

ある海域にその火山島は数百年に一度大噴火をもたらし、周囲の海域を死の海へと変貌させることで知られていた。統一暦前100年頃、その火山島の噴火の兆候を見つけたのが魔法士ルハフ・ジユである。ルハフは噴火に備えるために、前回の噴火の時の状況を調べるが、その被害の大きさに驚く。ルハフは被害を抑えるためには火山の噴火を抑える必要があると考える。その結果、考えたのが火山島を消滅させるという方法であった。

消滅させる力

ルハフは、かつて神話の時代に大陸を生み出すときに、最も力を発揮していたという土の精霊トゥ・トアの力を利用すればそれが可能だと考えていた。
ルハフはまず火山に宿るトゥ・トアをひとつの場所に集中して集めた。更にトゥ・トアを宿したいくつもの巨大な岩を運んだという。そして、そのトゥ・トアも一箇所に集めていったという。その数が一定以上を超えると、ルハフが何もしなくても自然にトゥ・トアが集まってきたという。
これに恐怖を感じるようになったのが、ルハフの手伝いをしていた周囲に住む者たちであった。最初は噴火を抑えるということで協力をしていたが、自然にトゥ・トアの力を集めるようになった火山島の異様な姿に恐怖を覚えたのだった。
その内の何人かはルハフに危険ではないかと止めるように訴え、残りの者たちはさっさと逃げ出してしまった。ルハフは周囲の状況を全く無視して自分が成すべきことをまっとうしようとした。
そして、噴火が間近に迫ったある日、ルハフは集まったトゥ・トアの力を全て合わせると火山島を崩し始める。しかし、その最中に火山は噴火を始めてしまう。ルハフはその噴火に巻き込まれてしまい命を落とすが、噴火が本格的になる前にトゥ・トアの力によって火山島は消滅し、被害を最小限度に抑えることが出来たという。

見つかった形跡

統一暦1300年頃の南央海の海底調査において、火山島の跡と思われる場所が発見されている。その場所では、海底にも関わらず、トゥ・トアの力が強くなっていたという。そのため、その場所がかつて火山島があった場所ではないかと言われるようになっている。ただし、火山島を消滅させるほどの力を集められたのかは疑問に思われている。特に石にトゥ・トアを宿らせて運ぶという点に疑いがもたれている。実際にはただ単に火山が噴火して島が海底に沈んだだけでは無いかとも言われている。ただし、トゥ・トアの力が強くなっていた頃から何かをしていたことは事実ではないかとも考えられている。

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