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ニー・プド

[ニー・プド]

統一暦973〜1020年
キーラツゥの部隊長。魔法士としての技量を持ち、トーレグリの戦い精神魔法を使った事により部隊の消失および全滅となった事件の当事者として知られている。

生い立ち

キーラツゥの親が役人であったために、少しだけ一般的な家庭よりも恵まれた環境で育っている。その事が災いしたのか、幼い頃か自分が他者よりも優れた者であると勘違いをしていたという。これは、実際には小役人にしか過ぎなかったが、虚勢を張っていた親の影響だったとも言われている。いずれは国の中枢に立つべき者だと本気で考えていたようである。
成人したニーは親のコネもあり、兵士となる。いずれは隊長、更にその上の位になることを当然だと考えていたようである。

兵士として

しかし、ニーの考え通りに事は進まなかった。重要な点としてニー自身の評価がそれほど高くなかったからである。ニーは決して劣った者ではなかったが、取り立てて優れた者でもなかった。そして、その状況を打ち破れるほど、ニーの親の力も無かった。
親のコネで入ったニーは危険な事を任されることもなく、持て余した時間を利用して魔法に興味を覚えていく。その中で出会ったのが精神魔法である。いずれは上に立つ者になるとまだ信じていたニーは精神魔法の習得に熱心に取り組む。魔法の才能があったのか、精神魔法の分野では技量が認められる事になったという。この事をきっかけに兵の運用に関して助言を求められるようにもなっていたという。そして、その助言が有益なものと判断されるようになると、その地位も徐々に上がっていき、一部隊の隊長となる。

隊長として

隊長となったニーであったが目立った活躍をしていない。それは、そもそもニーにその素質が無かったためであった。そんな中、統一暦1011年に後にトーレグリの戦いと呼ばれるニオスダとの戦いが起こる。この戦いで、ニーは自分の能力を最大に発揮できる機会に恵まれたと張り切った。そして、ニーは戦況を打開するために、精神魔法を使った部隊での奇襲攻撃をしかけるが、部隊の消滅および全滅という自体を引き起こしてしまう。これをきっかけにキーラツゥは敗れてしまう。ニーはニオスダ側に捉えられてしまう。この時、ニーは自分が優れていたために想像していた以上の精神魔法の効果が発揮されたのだと主張したという。ニオスダ側はこの話を聞いて失笑し、捕虜の価値すらないとして解放されている。
キーラツゥに戻ったニーは自信の有能さを主張し、再び部隊長になることを求めるが、それを相手にする者は全くいなかったという。

関連年表

統一暦973年:ニー・プド、生誕。
統一暦1020年:ニー・プド、死去。


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