贋魔物

[ニセマモノ]

魔法生物の一種。
死んだ魔物の体を使って作られる魔法生物の総称。

特徴

死んだ魔物の体を使って作られる魔法生物の総称で、核にはその魔物の牙などの体の一部が使われるのが一般的である。そのため、基本的には使われた魔物の特徴を受け継いでいることが多い。外見は魔物であるが、魔法生物であるために知性を組み込むことも可能であるが、その組み込める知性の質も量も元の魔物を超えることはないと言われている。一度、死んだ肉体であるため、身体を維持することが難しい場合もあり、総じて寿命は魔像に比べるとはるかに短いとされている。
魔物の体を使っているためんか、比較的簡単に出来る魔法生物である。
複数の魔物を組み合わせた贋魔物も存在していて、その場合、分類的には合成獣とされることもある。ただし、複数の魔物を組み合わせることは難しく誰にでも出来るというわけではなかった。

忌み嫌われる物

魔物とはいえ死体を用いて作られるため、あまり好まれた存在ではない。表立って忌み嫌う者も数多くいる。
戦乱で頭数を揃えるための雑兵として使われることもあったいうが、贋魔物を使うことで味方の士気に影響がでてしまうこともあり、あまり現実的な方法とはいえなかったようである。
そのため、表立って贋魔物を使う者は少なかったが、戦いの訓練として贋魔物と戦う者は少なくなかったという。
ミリドーラにある竜使いの修行場では、贋魔物を使って竜使いの能力を測られていることは竜使いの間では広く知られていることであった。また、戦乱が活発になると各地で現れる訓練所でも贋魔物が使われることが多かったという。これも戦士を目指す者であれば大概の者は知っていた事である。そういった訓練所の中で特に話題となったのが、魔物屋と呼ばれる訓練所で普段はあまり目にすることのない魔物も贋魔物として現れていたという。

関連年表