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ハセアリ・モウ

[ハセアリ・モウ]

統一暦914〜956年
ロマーズ十二魔法士の一人。炎系の魔法を得意とした。十二魔法士の反乱を起こし、十二魔法士の長であったハリ・ルーヒの命を受けたラーイズン・ニナルによって命を奪われることになる。

生い立ち

幼い頃から魔法には、秀でた存在で、やがては十二魔法士になるのではないかと期待されていたという。周囲の期待に本人もその気になっていくが、成長するに従い、思ったように魔法の力が伸びなくなって悩む時期もあったという。
そんな時期に出会ったのが、当時、十二魔法士の長であったクウド・ラスンであった。才能のみで十二魔法士となったクウドの凄さを目の当たりにしたことで、ハセアリは自分にあったいわれていた才能がいかに小さい物であったかを知り、心を入れ換えてクウドの弟子として魔法の勉強に励むようになったという。その成果がでて、ハセアリは十二魔法士となる。

十二魔法士として

十二魔法士となった後でもクウドを師と崇めていて、それは生涯続いたという。
ハセアリは炎の系統の魔法が得意であったとされ、特に戦闘においてその才を発揮したと言われている。

師の失脚

ハリが十二魔法士の長となったことで、クウドが十二魔法士の立場も辞する事に対して激しく怒りを現したという。クウドはそのことが国を混乱に導く原因になるとハセアリを説得したという。クウドの説得にハセアリはその怒りを納めたという。
しかし、王殺しの事件が起こり、他の十二魔法士に相談することもなく、次期国王を決めてしまうと、これに反発する。更にハリの挑発に乗ってしまったことで、クビ・ノロと共に十二魔法士の反乱を起こしてしまう。
この時にハセアリは、クウドに再び十二魔法士の長となってもらうことも考えていて、わざと挑発に乗っていたとも言われている。
真っ向勝負であれば、負けるはずがないと考えていたハセアリは、更に事態を長引かせることで、クウドがその力を発揮する場を提供しようとも考えていたようである。しかし、この考えは上手くいかず、ハリの命を受けたラーイズンにより、クビ共々暗殺されてしまうというあっけない最期を迎えてしまう。
結局、この二人の死によって十二魔法士の反乱は本格的な戦闘行為が行われる前に集結してしまうことになる。

関連年表

統一暦914年:ハセアリ・モウ、生誕。 統一暦956年:ハセアリ・モウ、十二魔法士の反乱で死去。


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