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ナルフーラ・ニニ

[ナルフーラ・ニニ]

統一暦479〜517年
世界一の剣豪を自称していた者。ナルフーラの称号はその名前を譲ったことにより受け継がれることになる。

生い立ち

自称、天才で、生まれて最初に手にした物が剣であったと自身で語っている。幼い頃から神童であり、大人でも叶わなかったという、17歳の時に、自身の腕前を試すために旅をして、30歳の時に、自分に勝る者はいないと世界一の剣豪を名乗ったという。
しかし、この本人が語った生い立ちはほぼ全てが嘘であることが知られている。幼い頃は、口ばかりの泣き虫で喧嘩をしてよく泣かされていた。父親によって剣の修行を受けていたが、人並みで才能に恵まれていたわけでもなかった。
17歳の時に、父の使いではじめて生まれた土地を離れている。これが本人曰く腕前を試すための旅であった。
根は真面目な性格であったのか、単に父親が怖かっただけかは不明であったが、その後も剣の稽古だけは続けていて、人並みよりは少し上という程度の腕前にはなったという。30歳になり、父親が亡くなると勝手に世界一の剣豪を名乗るようになったという。
この話の中で唯一正しいととされているのが、生まれて最初に手にした物が剣であったことである。ただし、剣の使い手であった父親が生まれた直後に無理やり握らせたようである。

語り継がれた名前

昔からナルフーラの事をよく知る者たちはナルフーラが世界一の剣豪を名乗っても誰も相手にすることはなかった。
しかし、カウパッフ・キイリがそこを偶然訪れたことで事態が変わっていく。カウパッフは自信過剰な者で、大した腕前も無いのに自分の腕を高く評価していた。こんな名も知らない場所にいる者に負けるわけがないとナルフーラに挑んだのであった。この戦いはあっさりとナルフーラが勝つことになる。そして、カウパッフはその力量を認めると、ナルフーラの弟子となり、その力量を大々的に広めていく。カウパッフはナルフーラの腕前が本当に世界一だと思っていて、それを世に広めることが使命だと感じたようである。
しかし、その話に群がってきたのはこれまた自称世界一を名乗る者たちであった。そういった者たちのとの戦いをナルフーラは勝つことによって、話が更に広まり、少しずつ本当に強い者も現れ始めてきた。そして、何度目かの対戦で、ナルフーラは破れ命を落としてしまう。その際に、ナルフーラは自身を破った者にその名を与えて、その者が世界一を名乗るようになる。やがて、強い者たちが繰り広げられることで、その名前は強さを証明する名前となっていく。
そして、その名前を継ぐ者たちによって、ナルフーラが本当に世界一の剣豪であったかのように語られていくことになる。

関連年表

統一暦479年:ナルフーラ・ニニ、生誕。
統一暦517年:ナルフーラ・ニニ、死去。


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