ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

カンラリガの三角錐

[カンラリガノサンカクスイ]

統一暦1000年頃に発見された古代王国の遺跡。
カンラリガの上空に突然現れたといわれている。ナユの樹が発見され、それを巡ってフカバイラの諍いと呼ばれる事件が起こっている。

空に浮かんでいた物

統一暦1000年頃にカンラリガの上空にあることが発見された。一定の割合で少しずつ大きくなっていて、目視で確認されたのが統一暦1000年頃ということで、実際にいつの頃からそこに存在しているかも分かっていない。
統一暦1010年、大きくなり重さに耐えられなくなったのか突然落下する。幸いにして、誰も住んでいない地域に落下し周囲に被害を与えることはなかったという。この時の大きさは、大人の人が一人すっぽりと入る程度の大きさで、地上からは正確な形が分からなかったが、その時に三角錐の形であることが分かっている。
目撃された当初から、古代王国の遺跡の可能性が指摘されていたが、落下後の本格的な調査でそれが確かな物であることが分かった。
その大きさが大きくなる割合から、古代王国の時代を特定することが出来るかもしれないと調査されている。その結果の一部は、後の時代を特定するための調査の参考として使われることも多かったという。ただし、この当時は作られた当時の大きさが不明であったために、あまり精度の高い結果が得られたわけではなかったようである。
落下と共に大きくなることもなくなり、その大きさを維持し続けた。

隠されていた物

上空でカンラリガの三角錐が発見された時には、世界で唯一の物だと考えられていて、その中身が注目される。落下し、その内部から見つかったのはナユの樹であった。このナユの樹を巡っては、後にフカバイラの諍いと呼ばれる事件が起こっている。
ナユの樹に関しては、貴重な物ではあったが、それだけのためにその三角錐を作ったのかには疑問が持たれていた。
後にすでに地上に落下していたと思われる同様の三角錐がいくつか見つかっている。その中身を調べてもそれほど貴重な物が発見されたわけではない。そのため、古代王国のある一時期に流行った何かを入れておくためのただの入れ物に過ぎなかったのではないかと考えられるようになる。
本来は家の中などでちょっとした物を入れておく入れ物で宙に浮くことで邪魔にならないことが利点だったのではないか。何かの拍子に外に出てしまい、上空にまで上がってしまった。そこで予想外のことが起きる。上空の気候に寄る物か、または魔力などの別の物の影響かは不明であるが、少しずつ一定の割合で大きくなるという現象が起こってしまう。ある程度の大きさになると浮力が失われ、落下してしまう。これが後に通説となった考え方である。
そのため、本来は遺跡ではないのだが、発見された当初に遺跡とされていたために分類上遺跡として扱われている。

関連年表

統一暦1000年頃:カンラリガの三角錐、カンラリガ上空で発見される。
統一暦1010年:カンラリガの三角錐、落下。
統一暦1012年:フカバイラの諍い。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved