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ナッシ・フェアルト

[ナッシ・フェアルト]

統一暦459〜505年
魔法士であり名工と呼ばれた武器職人。作成した武器に名前を付けないことで知られ、そのためにそれらの武器はフェアルトの名前を付けられるようになる。

生い立ち

魔法士の子として生まれる。幼い頃から魔法士となることを期待されていて、本人もそうなることが当たり前だと考えていた。しかし、魔法がある程度使えるようになると、魔力自体に興味を持つようになる。特に物質に含まれている魔力に興味を覚える。その魔力を使う方法がないかと模索した結果、武器職人になることを思いつく。ナッシ曰く、素材に含まれている魔力を解放するための形を作るというものであった。

武器職人として

ナッシは素材に含まれている魔力を効果的に解放するための形を作ることで、素材の力を最大限に発揮することが出来た。
これはすぐに評判を呼び、ナッシは若くして名工と呼ばれるほどの武器職人となる。しかし、ナッシ自身は、そのことに特に興味を覚えることはなかった。唯一の利点としては、名前が広まることで、よりよい素材にめぐり合える機会が増えていったことであった。
それでも、徐々にそれだけでは満足できずに自分自身で様々な材料を見つけようと旅に出ている。
旅の途中、ナッシは様々な武器を作っていて、後に、フェアルトの槍フェアルトの杖フェアルトの剣フェアルトの棍と呼ばれることになる武器を作っている。

名前のない武器

ナッシはその生涯を通して、自分の作った武器に対して、名前を付けなかったことでも知られている。自分が作った物ではなく、素材が持っていた物を引き出したに過ぎないから自分が名前を付けることはおこがましいと考えていたのだった。そのため、他者が自分の作った物に名前を付けることも嫌がり、単に剣、槍という呼び方をさせている。
後に、ナッシが作った武器として、フェアルトという名前が付けられるようになったことに対しては、苦々しい思いをしていたようで、それならば別の名前を付ければよかったと語っていたとも伝えられている。

関連年表

統一暦459年:ナッシ・フェアルト、生誕。
統一暦505年:ナッシ・フェアルト、死去。


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