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サン・サ・ユーク

[サン・サ・ユーク]

統一暦1016?〜1101年
古代国家図書館群の思想の核となっている5人の識者の1人である。

生い立ち

大陸戦争の暗期に生まれる戦乱孤児であり、両親や生まれた場所についての正確なことを知る者は誰もいなかった。生まれた年に関しても、後に自分で調べた結果、割り出した物でそれが本当に正しいかは分からなかったという。
戦乱の中で各地を逃げ回りながら、生き延びて成人したといわれる。

生きるために

力が強いわけでも、魔法が使えたわけでもなかったサンが生き延びるために学んだのは、偏った思いを持たないことであった。多くの戦いの中でそれぞれの異なる正義をぶつけあいながら、その正義のために命をかけている者の姿を横目に、生きるために異なる正義を持つことに抵抗が無くなっていたのだった。
そのために、昨日までは敵と考えていた相手国に逃げ込み、平気でその国の住人のふりをすることも出来た。そして、そのために様々なことを記録していったという。その過程で後に歴史家として評価されることになるサンが形成されたと言える。
サンは物事を記録していく過程で、真実とはどこにも属していない環境でこそ見えるのだということに気がつく。そして、生き抜くためだけではなく、真実を見極めるために様々な物事を記録していくようになる。

歴史家として

この記録が日の目を見るようになったのは、大陸戦争が終結した後であった。それまで、ヒコ・アイデント派、アクレ・ウィンドウ派、アカネ・ヤヨイ派というようにそれぞれの正義を主張するような歴史観が争っている中で、それぞれの立場を全く無視した形の歴史観を発表したのだった。
しかし、その当時、その歴史観が評価される事は無かった。その歴史観が正当に評価されるようになって行くのは何十年、何百年という時間が過ぎてからであり、後に国家図書館群が成立したときに思想の核となる5人の識者の1人とされている。

関連年表

統一暦1016?年:サン・サ・ユーク、生誕。
統一暦1101年:サン・サ・ユーク、死去。


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