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レイテテ・エネ

[レイテテ・エネ]

統一暦1005〜1050年
ヒコ・アイデントに反旗を翻した悪人として粛清された者。後に二十信徒のひとり、ダーク・スカイによって悪人に仕立て上げられた可能性についても議論された。

生い立ち

小さな村シマヒルスで生まれる。父親がその村の領主をしており、その子供として育つ。小さな村であったために村人全員に育てられたといわれるほど大事に育てられたいう。
成人すると、父親の手伝いをして、領主となるために必要なことを学んでいったという。30歳を過ぎた頃には、実質的に領主としての役割を果たすようになった。

大きな反乱

大陸戦争が終端期を向かえ、世の中の流れとしては平穏へと向かいつつあったが、それまでの戦乱の影響でシマヒルスは疲弊しており貧しかった。
このままでは、村の存続が危ぶまれると感じたレイテテは、統一暦1050年、村の代表として、その困窮した現状を訴え、村への援助を英雄と呼ばれていたヒコに陳情しようとする。
小さな村の事は、相手にされないという周囲の反対を押し切り、レイテテは単身、ヒコの下へと向かった。しかし、高齢であったヒコはすでに一線を退いており、レイテテの相手をしたのは二十信徒のひとり、ダークであった。ダークはレイテテの話を聞いたが、困窮した村は多数あり、シマヒルスだけを助けることは出来ないことを告げる。
レイテテは、それでも何度もダークの下を訪れて、シマヒルスへの援助を求めたが、ダークは忙しさもあり、相手にすることが出来なかった。無視されたと思ったレイテテは、村へ戻るとダークの振る舞いとヒコへの不満を口にして、村人を煽り、シマヒルスは公然とヒコを非難するようになる。事態を重く見たダークは自ら兵を引き連れ、村を訪れて、事情を説明しようとするが、レイテテはそれに聴く耳を持たずに、ダークを殺害しようとする。ダークは辛うじて、そこから逃げ出すと力ずくで村を制圧し、事態を収めた。この際に村人の大部分が被害を受け、結果的にシマヒルスは無くなってしまうことになる。

異なる見方

この事件は、ダークの対応にまずさはあったもののレイテテが強固な姿勢を崩さなかったことが原因だとされ、ヒコに対して武力を持って無謀に反乱を起こしたレイテテを仕方なく粛清した事件として記憶されることになった。しかし、大陸戦争後、研究者により、この事件が反乱を起こした者に対する見せしめのために行われたのではないかという可能性を上げられている。
それは、レイテテがダークに陳情し、それを相手にされなかったところまでは、事実とするべき証拠がいくつもあったが、それ以後の出来事に関してははっきりとした証拠が見つからなかったためである。
最大の疑問は、レイテテが本当に反乱をしたのかどうかである。小さな村であるシマヒルスが表立って反乱を起こすとは考えにくく、ダークが反乱を起こしたことをでっち上げて、その証拠を消すために村人の大部分を虐殺に近い形で粛清したのではないかという物である。
この話の根拠は、陳情するまでのレイテテとその後のレイテテの行動がまるで違うことやそんなレイテテの行動に村人達が素直に従っていることに信憑性がなかったことである。
二十信徒の研究者として有名なフーラモサ・クロは、ダークであればそれをやりかねないと考えていたようである。ただし、大陸戦争終結後、ダークに対する評価が様々に変わっていて、ダークの非道さを強調するために、いくつかの出来事を組み合わせた話である可能性も否定できないとしている。

関連年表

統一暦1005年:レイテテ・エネ、生誕。
統一暦1050年:レイテテ・エネ、死去。


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