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ツアリ

[ツアリ]

サロウズウゼムを取り仕切っていた神官。天魔法を生むきっかけと言われることもある。

祈りを集める者

サロウズウゼムは百年樹への信仰心から起こった都市であり、その中心にいたのがツアリである。ツアリは百年樹を奉る神官としての役目を担っており、百年樹への祈りの中心にいる存在である。
百年樹に祈る際には、その祈りの力を百年樹そのものに捧げるのではなく、一度、ツアリに集めてその力を巨大にして百年樹に捧げるという手順で行われる。
そのため、ツアリに求められていたのは、巨大な祈りの力を魔力として己自身の中に蓄えて放出することであった。
ツアリは祈りの力を蓄えるために、様々な試練を乗り越えた者の中から選ばれることになり、その力を失うとその役目を失うことにもなる。
ツアリはサロウズウゼムを取り仕切る存在と言われてはいるが、そのために何かをするようなことはなかったという。百年樹の成長と衰退と共にサロウズウゼムは半ば自然に成長と衰退を繰り返していたために、何をする必要もなかったとされ、サロウズウゼムに対して大きな権限を持っていたわけでもなかったようである。

天を動かす力

ただ、百年樹への祈りに対しては絶対的な権限を持っていたようである。かんばつなどにより、その被害が深刻化すると、百年樹に対して強い祈りを求めるために、サロウズウゼムの者たちを数千人単位で集めて祈りを合わせたという。この時の大人数の祈りの力により、通常ではありえない巨大な魔力が起きたことで、大地に雨を降らせることができたという。これが後に天魔法となるきっかけとなったと言われ、そのために、ツアリが天魔法が生んだきっかけとされることもある。

百年樹と共に

百年樹が種子を残し、生まれ変わるようにツアリもまた百年樹の存在と共に変わることでその地位が受け継がれていった。そのため、百年樹が南方の敵という呼ばれ方をした存在によって消失したと同時にその役割も終わりを告げたといわれ、それ以後の歴史の中でツアリの存在を確認することはなかったという。

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