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ニシアギ討伐

[ニシアギトウバツ]

統一暦1041年にワルビオで起こったスクカフ・ニシアギを中心とする反乱に対して行われた戦乱。
大陸戦争の終端期に向けて、象徴的な戦いとして記録に残っている。

経緯

大陸戦争が一時期の激しさを無くしていき平和への道を模索し始めてくると、平和になった世界をまとめるのが、誰なのかを考え始める。その際に出てくるのが、ヒコ・アイデントアクレ・ウィンドウの名前である。ヒコとアクレどちらが相応しいのかの議論は時に白熱していった。ワルビオでも例外ではなかった。
ワルビオで兵士隊の隊長をしていたスクカフはアクレを支持していた。これに対してワルビオに住む多くの者は英雄として名高かったヒコを推す声が多かった。国として態度を明確にしないスクカフは民衆の意見を纏め上げるためとして、反乱を起こす。
この反乱に対して、ワルビオは毅然とした態度を取ることで一致し、討伐隊が組まれることになる。この際、ワルビオ側は国の混乱を煽る者としてスクカフを悪人とし、同時に、ヒコに反対する者を粛清するためとして、ヒコに援助を求めている。

経過

ヒコはこの援助の要請に対して表向きには完全にそれを無視していたが、事態の推移を見守るために二十信徒のひとりイサ・フォルクを派遣している。
ヒコの助けを待つワルビオに対して、スクカフは傭兵を雇い戦力を増強させていく。イサは傭兵のフリをしてスクカフ側にもぐりこむとスクカフとの接触を試みる。
そこで、スクカフの誠実な態度に触れ、事態の平和的な解決方法を模索する。しかし、ワルビオの討伐隊は、これ以上スクカフ側が戦力を増強する前にと討伐を開始する。
数字上の戦力では、ワルビオ側が優位であったが、内乱で戦力を減らしたくなかったため、それほど多くの兵を派遣してこなかったことや、スクカフが雇った兵の中にいたサミ・カイの力があり、緒戦はスクカフ側の勝利に終わった。この戦いに、イサも加わっていたが、勝敗に影響しないように戦地を逃げ回っていた。その際に、サミの戦う姿を目撃している。
勢いづくスクカフに対し、イサは自分の立場を明らかにし、これ以上の戦いは被害を拡大するだけで無意味であると、事態の収拾に向けて説得をしている。その中で、イサは世の中が平和になれば、ヒコもアクレも役割を終えたことになる。その後のことは、誰でもなく、そこに生きる者たちで決める本来の姿に戻るべきだと言っている。
このイサの説得に心打たれたスクカフは、イサに和平のための立会いを依頼し、イサはその依頼を受けて事態は一気に収束することになる。
このヒコを支持する、アクレを支持するという争いは、大陸戦争の終端期にかけて激しくなり、ニシアギ討伐が戦乱としては、最初の出来事であると言われており、大陸戦争の終端期に向けて、象徴的な戦いとして記録に残っている。
なお、ワルビオは後にどちらを支持することもなかった。

関連年表

統一暦1041年:ニシアギ討伐。


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