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空読み

[ソラヨミ]

ブンラミラ山脈山の民に伝わっていた技術。変わり易い山の天候を予想するのに使われる。鉱脈を発見する土読み、水脈を読み取る水読みと合わせて三読みと呼ばれることもある。

方法

技術とは言っているが、特別な方法論があるわけではなく、長い間の経験から導いた物であり、実際の経験に基づいた統計学的な知識を基にしている。そのため、長い間、ブンラミラ山脈に住んでいる者にとっては当たり前で、世界各地に広まっている地域ごとの天気の予想と根本的には変わらない。
鉱脈を発見するための土読み、水脈を読み取るための水読みとは本来全く違う物であるが、名称だけが空読みと同類の名前が付けられたことで特殊な技能の名称と勘違いされることが多い。
基本的には、山頂が見えるいくつかの場所で、そこから見た雲の様子から分かるという。観測する場所には、それぞれ晴れ、曇り、雨のように、その場所から分かる天気の名前が付けられている。

名称からの誤解

詳細を知らない者の多くは、何か特別な技術で天気を当てていると思われるが、前述の通り、そんなことは無く、知識さえ持っていれば誰でも出来る者である。
ただし、天気を当てるための観測地点の場所は複雑で、土地に慣れた者しかたどり着くことが難しかったり、熟練した者は一瞬で雲を判断することから、外部の者が一朝一夕で出来るものでもない。
そのため、やはり特別な技術が必要と思い違いをする者もいる。ミリセ・インタも勘違いをしたひとりである。魔法士であるミリセは天魔法を発展させるための手がかりがあるかもしれないと期待して空読みの技術を習得しようとした。
なかなかすぐには身に付かなかったことが、余計ミリセに期待を抱かせた。苦労の末、ミリセは空読みを習得するが、そこで初めてただの天気を予測する手段であることを知った。ミセリは、ひどく落胆したと言われるが、空読みをする者としては、後の世にも名を残すほど優秀だったと言われている。

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