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サミ・カイ

[サミ・カイ]

統一暦1022年〜1047年
幻獣の中でも珍しく稀有な存在である深紅の獅子を完全に従えていたといわれる魔法士

生い立ち

ムデシという小さな村で生まれる。幼い時に両親を亡くし、母方の祖父母に育てられている。あまりしゃべらない無口な少女であったとされている。
ひとりでいる時に、こそこそとひとり話していることがあり、幼い時に両親を亡くしたことで寂しい思いをしていたのではないかと思われていた。祖父母はサミに寂しい思いをさせないようにしていたが、サミの様子が変わる事は無かった。
そして、統一暦1039年、17歳の時、唐突に、祖父母の下を去る。

見つけた物

サミが祖父母の下を去ったのは、今まで存在だけは確認できていたが、見ることが出来なかった存在を見ることが出来たからだと後に語っている。その存在が、幻獣の中でも珍しく稀有な存在と言われている深紅の獅子である。
この存在を幼い時から感じ取っていたサミは、両親を亡くした事故の時にもサミはその場にいたが、その存在によって助けられたと感じていた。以後、その存在を感じるために語りかけていたのだった。祖父母を含めた周囲の者にはその存在が感じ取れていなかっただけであった。
言葉を交わし、その存在を見ることが出来たサミは、深紅の獅子から力を得た。それ以降、戦乱の中で活躍するサミの姿が目撃されるようになる。

一体化した姿

戦乱において、ニシアギ討伐ナザリアヌ戦役で知られており、深紅の獅子と一体化したような姿を披露している。これはどちらかといえば、降臨魔法と呼べる形であったとされている。ニシアギ討伐において、サミと共に戦いその姿を見た、二十信徒のひとり、イサ・フォルクは、命を燃やしているようだったと形容している。
統一暦1047年、故郷であるムデシが戦乱に巻き込まれるという話を聞き、その危機を救うべく駆けつける。
しかし、この時には、深紅の獅子の力を使いすぎていたためか、体にいくつかの重度の火傷を負っていて、これ以上の深紅の獅子の力を使うのは危険な状況であったとされている。
それでも、故郷を救うべく戦うが、劣勢に追い込まれ、命を賭して深紅の獅子の力を使ってしまう。その姿は自身が深紅の獅子になったようで、ムデシを襲うとした者達を全てを焼き払うほどであった。
しかし、その直後、力を失ったサミはそのまま消滅して灰となってしまいその命を落とすことになってしまう。
なお、ムデシの村はその後、何度か戦乱に巻き込まれそうになったが、その度に、火がムデシを守ってくれたといわれていて、サミの力が少しだけ残されていた、サミの使役していた深紅の獅子が守ってくれたなどといわれている。

関連年表

統一暦1022年:サミ・カイ、生誕。
統一暦1039年:サミ・カイ、祖父母の下を去る。
統一暦1047年:サミ・カイ、死去。


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