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ガワの謎解き

[ガワノナゾトキ]

統一暦1127年にあったゼノミトの腕輪を発見するまでに至った話。語り継がれている話であるため、一部は脚色されている可能性も指摘されている。

概要

そのきっかけはライノシ・スダという青年の踊りであった。ライノシはごく平凡な青年であったが、ある日突然、神秘的な踊りを披露する。
その踊りの神秘さはすぐに評判になり、当時、話題であった踊り手、ニバ・ガ・ルーと肩を並べるのではないかとまで評された。
その噂を聞いたニバはその真偽を確かめるために、ライノシのもとを尋ねた。そこで見たのは自分の踊りと全く同じ踊りを披露するライノシの姿と、右腕に着けられていた自分が持っているのと同じような腕輪であった。
ニバは踊りと腕輪について尋ねると、ライノシは町中で偶然拾った腕輪を身につけてから突然、踊るようになったと答えた。
実はニバも同じように腕輪を拾ったことと、突然、踊れるようになったことを明らかにする。
この謎を解き明かしたのが、ノウ・イエザであった。ノウもまた、同じような腕輪を持っており、たびたび踊りの衝動に駆られたという。ノウが調べたところ、この腕輪はゼノミトの腕輪と呼ばれる洗礼の宝具であり、全部で4つあるという。残りの1つを探すために、3人は踊りが何を表すのか調べたところ、統一暦1010年頃にいたカボ・シムという踊り手にたどり着く。
カボが同じような腕輪をしていたこと、その死が謎めいた物であることを知った3人はカボが最後を迎えたというガワという小さな村に行き、真相を明らかにする。
カボはその村で突然病気になり死んだとされていたが、実は病気になっていたのではなく村人によって殺されたのいう物であった。この時、カボはゼノミトの腕輪を4つとも所有していて、それが何かの財宝で大金になると思った者の犯行であった。腕輪を奪った者たちは3つの腕輪を売り払って1つだけ手元に残した。
その直後、残った腕輪を着けた者が突然暴れ始め自分以外のカボの殺害に関わった者を皆殺しにしてしまう。我に返った最後のひとりは腕輪の呪いだと急に恐怖を感じると、腕輪を埋葬したカボの所へ返したという。そして、売り払った腕輪を探す旅に出たとされている。しかし、結局他の腕輪の下へたどり着くことは出来なかったようである。
腕輪にはこのカボの念が残されていたのではないかというのが、3人の結論であった。3人は残された腕輪をカボの墓に埋葬し、ノウがその監理をしたと言われている。

偶然と必然

3人によって4つ目のゼノミトの腕輪が発見されたことは事実であるとされているが、そこに至るまでの話には疑問点がいくつもある。
最も議論になるのが、ライノシ、ノウ、ニバの3人とガウのゼノミトの腕輪の発見のされ方が偶然とされる点である。しかも4人とも、普段通る道などで偶然拾ったとされている。これが本当にすべて偶然だったのか、それとも何かの意思が入っていたのかで議論が分かれる。何かの意思が介入したと考えている者の大部分は腕輪に何者かの意思が残されているのではないかと主張している。

関連年表

統一暦1127年:ゼノミトの腕輪を発見。


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