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ベシア・スファイア

[ベシア・スファイア]

統一暦926年〜1011年
ポストマーズソマーズの国王。大陸戦争における、ソマーズを滅ぼした元凶とされる。

生い立ち

ソマーズの国王ナギ・スファイアの8番目の子供として生を受ける。他の子供が全て女であったことから待望の嫡子として溺愛されて育つ。
次期国王として育てられるが、それに見合う能力の欠片も見せず、自尊心だけが成長していく。
統一暦951年、25歳の時にナギが死去すると国王として即位する。
若い王となることに周囲は反対を示す者もいたが、それがナギの最後の願いであったことからしぶしぶ認めることになる。

愚かな王

王となったベシアは自分の思い通りにソマーズを動かすことを模索する。
まず手がけたのが自分の気に入った臣下を優遇し、気に入らない臣下を冷遇することだった。ちなみに気に入った臣下とはベシアに取り入り、ベシアの意見に反論しない者のことで、能力の優劣ではなかった。
全てを手中にしたかったベシアであったが、軍事を司る幻獣将軍にだけはさすがに手を出すことは多くの者が止めたので手をださなかった。幻獣将軍は直接的に自分の意見に反対することはなかったので、とりあえずはそのままとしていずれは軍事も全て自分が取り仕切ろうとしていた。
自分の意見に反対する者がいなくなると、ベシアはポストマーズを統一してその王を夢見る。更にはその先も夢見ていて、バーズイタフィルノースの占領、最終的には全世界を全て手に入れるところまで考えていたようである。
第1段階として目をつけたのが、ロマーズである。ロマーズに言いがかりを付けては侵攻を繰り返した。この際に幻獣将軍の協力を得られずに独断で兵を動かし敗れることも多かった。辛うじて大敗せずにいられたのは、幻獣将軍で翼龍の称号を持ったフェルト・アゼムが戦い自体を大きくせずに適度なところで戦いが終わるように仕向けていたためだといわれている。
この不毛な侵略はたびたび続けられていく。その中のひとつに後に王殺しの事件へと続く統一暦954年の内乱が起きる。ベシアにとってはいつもの戦いのひとつであり、それほど記憶には残っていない。
王殺しの事件自体も、これでどうどうとロマーズに攻め入ることが出来るきっかけができたという程度の認識しかなかった。しかし、内乱が激しさを増すのではないかという危機感を抱いたフェルドは積極的にベシアの意見を支持することはなかったために、ベシアは勝手に軍を動かしてしまい大敗を喫する。これにより弱体化したソマーズは滅びの道をたどることになった。

亡国の王

国を失ったとはいえ王であったベシアは後の生涯を幽閉されて過ごしている。それまでのように贅沢な暮らしではなかったが不自由のない暮らしを続けていたといわれている。その間、我がまま放題であったが大半のことは無視されていたようで不満を残している。

関連年表

統一暦926年:ベシア・スファイア、生誕。
統一暦951年:ベシア・スファイア、ソマーズ国王として即位。
統一暦1011年:ベシア・スファイア、死去。


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