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ハズロイ洞穴

[ハズロイドウケツ]

マギク大陸の西側、バーズイタの西側に位置する洞穴。
長い間、自然洞であると考えられていたが、ガヅリシアの調査隊により、神話の時代の遺跡であることが明らかになる。
空間魔法による、長く続く道、無限に続く穴などがあるため、全容が解明されているとは言えず、継続的に調査が続けられている。

無限に続く洞穴

古くからその存在は知られており、誰がいつ発見したのかは明らかにされていない。無限に続くと思われるほど長く迷いやすい洞穴だと言われていた。
そのため、バーズイタで王位継承権を争うトルネオの中には、この洞穴の最深部までたどり着き戻ってくるという物もあった。
綿密な調査が行われたのは大陸戦争後の統一暦1100年頃で、それまでは自然洞であると思われていた。

神話時代の遺跡

調査のきっかけとなったのは、洞穴内部の広さと外部から推測される広さとの差があまりにも大きかったことである。調査隊の中心となったバーズイタのガヅリシアは長年の間そのことを疑問に思っていた。
最初、ガヅリシアは洞穴内に入り込むことで方向や高さの感覚が鈍るために距離感がつかめなかったり、角度のある道で実際には真っ直ぐではなく斜めに進んでいたり、道が曲がりくねっているために正しい広さが測定できないのではないかと考えていた。
しかし、外部から計測した場合では推測される広さでは内部の大きさは10分の1から20分の1程度になってしまい、誤差を考えてもその広さはありえないのではないかという結論に達した。
調査の結果、明らかになったのは同じ道が何度も現れることであった。しかも、それが順番どおりに何度も同じ道がでるのではなく、複雑な順番で現れるので、何も考えずに進んだ場合、それを違和感として感じることはない。
この現象の正体をつかむために更に調査をした結果、一定の法則に従い進むことで新しい道を発見する。
この道の先に見つけたのは大きな穴であった。ガヅリシアは調査中にこの穴に誤って転落してしまう。ガヅリシアが落ちた穴は無限に続く穴でひたすらに落ち続けた。周囲からその様子を見ていた調査隊の隊員は下に落ちたと思ったら、上から落下してきたというのを繰り返していたという。
ガヅリシアはどうにか、その穴から脱出するとこの穴にも何かの法則があるのではないかと調査を続け、その結果、洞穴の本当の最深部にたどり着いたという。
そこにあったのは巨大な石碑であった。この石碑にはここが神話時代の遺跡であり、魔法の実験場であることが記されている。万が一の事故の時に被害が広がらないように、空間魔法により道がゆがめられているとされている。

謎多き遺跡

空間魔法により、洞穴の中身が改変されているために、その全容が明らかになったとはいえない。そのため、継続的に調査が行われており、たびたび新しい道を発見することがある。
ただ、巨大な石碑以上に大きな発見はないため、徐々にその規模は縮小されている。
しかし、一攫千金を夢見る者にとってはまだ見つかっていない道に何か莫大な財宝のような物が隠されているのではないかと考える者は多い。


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