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ミッド・セント

[ミッド・セント]

統一暦315〜357年。
セ・ディア六円者の一人。
集団心理を巧みに操り、一定の世論を作り上げることが得意。

生い立ち

統一暦315年、シュイ国で生まれる。
9歳の時、両親を亡くし10歳年上の姉マネヤ・セントと8歳年上の兄ガゼ・セントが親代わりとなり育てられた。
マネヤとガゼは懸命に働いたが、ミッドは貧しい時代を過ごしている。この時、3人の兄弟を助けたのは周囲の人々だった。このときに、人の助けを得るためには、自分達の不幸を大げさに訴えることが有効であることを知る。
18歳で、姉と兄への負担を少なくしたいという思いから、独立して生計を立てようと働き始める。最初はまじめに働いていたが、まじめに働いてもそれほど高い賃金がもらえるわけではないと分かるとあっさりとそれを見限る。
かつての経験から自分で稼ぐのではなく、人から金を集める方法を考えるようになる。
ミッドは自分に金が必要な理由をあつらえるとそれを宣伝し、金を集めることに成功する。これに味を占めたミッドは2度、3度と同じ事を繰り返して金を集めるようになる。

世論の構築

ミッドの小悪党な的な一面に興味を持ったのが当時のシュイ国の調停者ミカヒル・イウだった。
街中で起こっている小さな事件としてミッドの事を耳にしたミカヒルはひとつの実験をしてみる。
それはミッドが詐欺師でありみんなを騙して金を巻き上げているという噂話を流すというものだった。この噂話に対してミッドは金儲けのために、金を集めているのではないと宣言し、もし、返す金を当てにして金を出している奴がいるのならば金を出さないで欲しいと言い切った。
この発言により、ミッドから金を取り戻そうとする者は表立っては現れなかった。このやり取りを耳にしたミッドはそのやり方に感心する。
しかし、この発言を苦々しく思った者たちも少なからず存在し、ミッドはその者たちに狙われるようになる。ミカヒルはミッドを保護し、自分の手駒として働くなら身の安全を保証することを提案し、ミッドは渡りに船とその提案に乗ることになる。
統一暦338年23歳になったミッドは、ミカヒルにより建国されたセ・ディアを効率よく操作するための6人のひとりとしてセ・ディアに派遣される。
6人のうちで最も実績が乏しく何も出来ないのではないかと、他の5人からは蔑まされていたが、世論を操作する役割を与えられ、それなりの成果を果たす。

巻き込まれた事故

統一暦357年。爆発事故に巻き込まれ命を落とす。この死がきっかけとなり、ミッド・セントは崩壊へと向かっていく。
この事故には一部不自然な点があり、ミッドに騙された者による殺人、ミカヒルがミッドがいなくなった場合セ・ディアがどうなるのかを試すために起こした、六円者の残りの5人が活躍していたミッドを恨んでいたなどと噂されることもあった。


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