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暗闇の風

[クラヤミノカゼ]

統一暦990年〜1030年頃に最も活発に活動していたと言われる黒色の翼龍
二十信徒の双子の竜使いルート・ポイントダイナリ・ポイントと契約を結びその力を貸している。

特徴

漆黒の体を持ち、超高速で飛ぶ翼龍。
統一暦500〜600年ごろに誕生したのではないかと言われている。目撃されるようになったのは統一暦900年を過ぎた辺りで、明確に記録として残されているのは統一暦990年頃からである。
夜間に現れることが多く、その姿は闇にとけて見失ってしまう。更に超高速で飛ぶため、周りから見ると何もないところで突如として強風が駆け抜けることから、暗闇の風と名付けられた。
人や獣人といった自分と違う生物に対して全く興味を持っていない性格であった。自分と同種の翼龍を探すために世界を巡っていたといわれる。ただし、それほど熱心だったわけではなく、気ままに世界を巡っていただけという見方のほうが適切かもしれない。
人や獣人が作る穀物類を食べることが好きで度々田畑を荒らすような行動をする。本人はただ穀物を食べたいだけなので、それを排除しようとする人や獣人に対して自分自身が危険を感じない限りは気にすることはなかったようである。
そのため、一部の地域では天災としてあきらめられているところもある。

双子の竜使いとの関わり

統一暦1002年、度重なる暗闇の風による農作物への被害に困ったイルトニアは双子の竜使いと名高かったルートとダイナリに竜退治を依頼する。
依頼を受けたルートとダイナリは対峙し邪悪な翼龍でないことを確認すると暗闇の風を説得する。曰く、このまま好き勝手食べるとやがては土が荒れ、穀物が実らなくなってしまう、穀物を作る者が生活できなくなり、穀物を作る者が誰もいなくなってしまう、穀物をより美味しく食べる方法があり、それを教えるなどなど。そして、それを解決するための契約を提案した。その契約とはふたつから成り立っており、一定の穀物を提供する代わりに田畑を荒らさない、ルートとダイナリが穀物をより美味しく食べる方法を教えるか、より美味しい穀物を探し、その代わり暗闇の風が力を貸すというものであった。
この話に納得してしまった暗闇の風は契約を結ぶことにする。
それ以後、契約に従い田畑を荒らすことは無く、ルートとダイナリに関してもその力を貸している。
ただし、ルートとダイナリは暗闇の風が満足するような穀物をより美味しく食べる方法を教えることや、より美味しい穀物を探すという約束を果たすことは出来なかった。そのため、たまに契約に背かれて力を貸さないこともあったらしい。


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