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姿を持つ者

[スガタヲモツモノ]

大陸戦争の時に現れた23体の魔の者のひとり。
伝説の悪魔である魔風の影を体に埋め込んでいる。他の者の姿を奪い取り、その能力を奪うことができる。

能力

魔風の影を埋め込まれたことにより自身の存在は消滅し、影として存在するのみとなる。姿が見えなくなって影のみが残ったのか、姿が影として残ったのかに関しては意見が分かれるところである。
この影を相手の影に重ねることでその姿を奪い取ることができる。奪い取るのは姿だけではなく、能力や記憶も含まれる。奪い取られた側は全てを失い消滅する。

晦冥期

魔の者ではあったが特段優れた物があったようには思われていなく、どこにでもいるようなありふれた存在で、周囲にも取り立てて記憶の残さない存在だった。
そのため、なぜ魔風を封じるために選ばれたのかも定かではない。一説によると間違えられた、勘違いだったという話も残っている。また、それとは別に魔風の影の影響でそれ以前の存在が消されてしまったのではないかという話もある。

大陸戦争

封印が解かれた際にジョイス・ステルリアの姿を奪う。ジョイスの姿に関しては、特別な才能を持っていなかったこと、地道に平凡な暮らしを築き上げていた記憶と相まって本人はだいぶ気に入っていたらしい。魔の者の力を隠して、そのままの存在であり続けようと考えることもあったようである。
しかし、そのため友人のジョイスの姿を取り戻そうとしたネイス・カーンに狙われることになる。執拗なネイスの追跡により、ジョイスの体は取り戻されてしまう。
直後、ネイスの姿を奪う。ネイスの姿に関してはジョイスとは正反対に気に入らなかった。周りの環境に恵まれ、才能を持ち、自分の好きなように生きているとしか思えないネイスの姿は好みではなかったようである。
すぐに別の姿を探そうとした時に、リーニ・ユカリクと出会う。姿を奪おうとしただけの相手であったが、その姿を奪おうと影に触れたときにその記憶を垣間見て惹かれてしまう。リーニは我侭で自己顕示が強い性格であったために、本来、好まれる存在ではないように思える。実際、ネイスの姿を捨てたいために仕方なく選ぼうとしていたらしい。
そのため、姿を持つ者が姿を奪おうとした時に何を見たのかは興味深い対象になっている。しかし、リーニの過去を調べた限りではこれといった点は見つかっていない。

存在の確かさ

23体の魔の者の一人として確かに存在をしていたことは間違いないと考えられているが、その能力のせいかはっきりとした存在を表す証拠が少ない。特に本来の姿に関しては謎が多く、これはもともと影が薄い存在だったのか、それとも魔風の影を取り込んだことによりその存在自体が特別な力で抑え込められてしまったのかも定かではない。
また、リーニと出会った以後の詳細もはっきりとした物はなく、大陸戦争で命を落としたという記録だけは残されている。


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