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ネガロサ王国

[ネガロサオウコク]

フーリメ大陸の南西にあった王制の小国。常に隣国であるプージアーブからの侵略の危機にさらされるが、巧みな外交交渉で辛うじて国としての形態を保っていた。
ゲスタル・ウノの不死の軍団により支配権を奪われ、ゲスタルの死によって暴走した不死の軍団により崩壊してしまう。

成立

統一暦834年、フーリメ大陸中央に住んでいた部族が他部族間の抗争に巻き込まれないようにと逃げてたどり着いた地で建国した。族長であったサネアス・ザチが初代の王となった。
それほど豊かな土地ではなかったために、住民も誰もいない土地であった。争いを避けるためにたどり着いた場所であったので、ここでの生活の苦難を覚悟しながらも、争いに巻き込まれる心配はないという思いでは望みの場所であった。
いくつかの大きな苦難はあったが、予想通り、争いに巻き込まれるようなことは起こらずに、ひっそりと成長を遂げていた。
しかし、統一暦859年、国として一応の形を成し始めた頃、隣国のプージアーブに領地の所有権を主張される。小国であったネガロサ王国の苦難はそこからはじまる。

巧みな交渉

世代が変わりつつあったネガロサ王国においては建国当初の争いを避けるという目的を知らない世代も現れはじめていて、プージアーブの要求に強固に反対する者たちもいた。しかし、それにより王国が滅んでしまうことは明白のように思えた。
王であったサネアスは恭順の姿勢を示すことでプージアーブの支配を受け入れることを提案する。若い者たちの中には反対する者もいたが、建国前を知る年長者たちがそれに異を唱えず、反対派を説得することでその提案は受け入れられた。
プージアーブとの交渉にはサネアス自らが赴いた。この交渉の前にサネアスはプージアーブで良心派と呼ばれていた将軍チアリク・ハンと会い交渉がまとまるように強力を頼む。チアリクはプージアーブに正当性がないことを分かっていたのでサネアスに協力することを約束する。
交渉において、サネアスは恭順の姿勢を示すが、それを受け入れることにチアリクは反対した。チアリクのネガロサ王国を取り組むことで、その隣国ヌーテールとの争いに発展しかねないと主張する。当時、ヌーテールとの争いを避けたいという思惑があったプージアーブ側は僅かでもその可能性が増すような事を望んではいなかったために、チアリクの意見はすんなりと通ってしまった。逆にヌーテールにネガロサ王国が支配されることを避けるためにほぼ対等の条約を結ぶに至る。
こうして、ネガロサ王国は存亡の危機を逃れることができた。これ以降、この対等の条約を盾にネガロサ王国はプージアーブからの侵略の危機を乗り越えることになる。
しかし、両国の国力の差は圧倒的であるために、対等の条約を面白くないと思う者もプージアーブには少なくなく、その者たちによって直接的又は間接的に攻撃を受けることはあったようである。

国の終わり

統一暦1021年、国境に近い辺りでゲスタルが不死の軍団を密かに結成していることが近隣に住む住民の訴えで明らかになり、問題となる。このことを知ったプージアーブもヌーテールも警戒感を示していて、この問題を解決することを迫られ、兵を派遣する。
しかし、不死の軍団によりあっさりと破れ、逆に不死の軍団により攻め入られてしまい。ゲスタルにより支配されてしまう。この支配はゲスタルが研究の失敗による死去する統一暦1032年まで続き、ゲスタルの死によって暴走した不死の軍団により国としては滅びてしまう。


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