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キタリ・イアリ

[キタリ・イアリ]

統一暦708〜762年。
センドマカの建国王。サリアリアス皇国の侵略を阻止するためにブンラミラ山脈山の民をまとめあげセンドマカを建国した。

生い立ち

山の民の中でも鉱脈を発見する才に優れている土読みの一族の出身。
土読みの一族では幼い頃からその力を厳しく育てられるが、キタリもその例に倣って厳しく育てられ、14歳の時には一族としての一通りの技術を受け継いでいた。この頃、父親が山での事故に巻き込まれ、土読みの仕事が難しくなったために、若くしてその後を継いでいる。
土読みの技術は、山の民にとっては貴重な物であり欠かせない物であった。そのため、普段は山の民はそれぞれにあまり交流を持たないのだが、キタリは土読みの仕事をしていく中で多数の山の民と交流を持つようになる。

建国王

30歳を過ぎた頃には一族の中でも中心的な存在になっており、40歳になる頃には、一族の実質的なまとめ役を担うようになってきた。この頃、サリアリアス皇国によるブンラミラ山脈の侵略が始まる。
最初、その脅威をキタリを含めた土読みの一族は大したことがないものだと考えていた。事実、初期の段階では地の利に優れた山の民が個々に戦って勝利を収めていた。そのためすぐにサリアリアス皇国は撤退するものと思われていた。
しかし、そうはならなかった。サリアリアス皇国は撤退することなく圧倒的な兵力を用いての侵略を始めたのだった。
このことに危機感を抱いたのはキタリだった。キタリは山の民の力をまとめて対処することを提案し個々の山の民の説得に回った。
サリアリアス皇国の侵略への危機感を徐々に募らせていた他の山の民たちであったがすぐに結束するには至らなかった。キタリは土読みの一族の秘密とも言うべき技術の一部を提供することでようやく説得に成功する。
この結束によりサリアリアス皇国の撃退に成功すると、今後の侵攻に備えて国を興すことが提案され、建国王としてキタリが推されることになる。
王となったキタリはサリアリアス皇国の再度の侵攻に備えて軍備を整えると共に今までそれぞれの山の民が独自に持っていた技術の交流を進めた。最初に土読みの一族の技術を提供したことが他の山の民の信頼を得ることにも成功しており、この試みは一定の成果を挙げた。
更にその後の幾度かのサリアリアス皇国の侵攻とその撃退により、センドマカは国としてより強固な結束を生むことになり、建国王としてのキタリは一定以上の評価を得るに至っている。


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