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モイ・ラモ

[モイ・ラモ]

統一暦965年〜1013年
テムピリアの軍術師。天才と言われた軍術師テン・リリアスの愛弟子の一人。
テンからは嘘をつく戦いが得意と嘘師と呼ばれていた。

生い立ち

父であるワシモ・ラモは詐欺師であり、その事が原因で母親にワシモと共に捨てられる。幼い頃から父の詐欺の片棒を担がされる。当時はそのことに善悪を感じておらずに父親の言われるままの日々を過ごしていた。
10歳の時にビアリーンでの嘘を持つ者との関わりから父親に反感を抱くようになる。それでも幼かったモイは父親の元を去ることは出来ずにそのまま時を過ごした。しかし、徐々に父親に協力しなくなり、18歳になると父親の元を去った。

テンとの出会い

父親の元を去ったモイであったが、すぐに生活に行き詰まる。しかし、そんな中でもモイは父親のような過ちを犯したくはないと、決して人を騙すようなことはしなかった。
そんな時にひとつの事件が起こった。
モイが久しぶりに得た仕事のために訪れたテムピリアのジホシジで窃盗事件が起こり、その犯人としてモイは捕まってしまったのだった。
モイが捕まったのには理由があった、盗まれた黒目の王冠をモイが持っていたためだった。モイはこの王冠を偶然拾ったのだが、誰もその言い分を信じなかった。
モイはこのまま本当のことを話していても自分の無実を証明できないと悟ると、途方もない嘘をでっちあげる。曰く、王冠を盗んだのは自分だが、それはジホシジを救うため、それはテムピリアを救うためでもあると。
話が大きくなるにつれ、取調べを行っていたウィム・タニアムはモイをこのまま処罰していいのかを悩むことになる。
ウィムは同郷であったテンに相談を持ちかける。その話に興味を持ったテンは自らモイの話を聞く。
テンはモイの話を聞き、その中に含まれている嘘を次々と論破していくが、それに応じてモイも嘘を重ねていく。この二人のやり取りが進むにつれ、テンはモイが犯人でないと思うようになったが最終的にどういう決着をつけるのかを楽しむようになる。
その結果、テンはモイが王冠を盗んだと言ったことがすべての矛盾の始まりであることを見抜き、モイが何の罪も犯していないことを認めた。
同時にそのやり取りの中で本当の犯人に気付くことになる。
真犯人が捕まるとモイは改めて無罪放免となった。そのまま、立ち去ろうとしたモイに興味を持ったテンは自らの弟子にならないかと誘う。
生活に窮していたこともあり、モイの狙い通りに無実を証明してくれたテンに興味を持ったこともあり、モイはそれに快く応じた。

嘘との関わり

父親が詐欺師であったこともあり、幼少の頃から嘘というものに深い関わりを持っていた。そのためか嘘をつく、人を騙すということに関しては父親の才能を遥かに超えていた。そのことに気がつくのはテンとの出会いからであったが、嘘を持つ者を救おうとしてついた嘘など幼少の頃からその才能の一部は発揮していた。
父親の元を離れた直後は嘘をつくことに嫌悪感を抱いていたが、ジホシジでの事件で嘘も使い方次第で誰の迷惑もかけないで役立つことを知る。
テンの弟子になり、軍術師となると、その才を自由に発揮する。特に味方を欺くことが得意であり、テンからは嘘をつく戦いが得意だと嘘師と呼ばれることもあった。
そんなモイであったが、普段は実直で誠実な人間であったと言われている。


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