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シンミココツ

[シンミココツ]

ナン大陸の南西に位置する統一暦320年頃に成立した国。
三古国のひとつであり、南の監視者と呼ばれることもある。
その成り立ちから法によって厳格に仕切られた国である。

成立

統一暦300年頃、ナン大陸は大規模な風土病に襲われ、人を寄せ付けない大陸であった。多くの者がナン大陸を離れる中、逆にナン大陸へ活路を見出す者たちもいた。その多くはなんらかしらの事情により国を追われた者たちだった。
そのため、ナン大陸は混乱の極みに達した。その無秩序な混乱の中で特に弱者と呼ばれるものは生き延びるというごく単純な理由で結束するようになる。その結束は徐々に大きくなる。野心を持ち、自身の力により、新しい秩序を生み出そうとした者達が次々と命を落とす中で静かにその結束は大きくなっていた。
結束した者達には、国の違いや、人、獣人などの種族の違いなど関係なかった。彼らは自分達が生き延びるために定めた規範を守ることでその結束をより強固なものとし、それが国のはじまりとなった。国の起こりと共にその規範は法となった。
この法の名前はいくつかの言語で法を表す言葉を組み合わせてシンミココツと呼ばれ、それがそのまま国の名前となった。
国として成立した後も法の遵守が絶対とされている国であり、法を破る者に対しては厳しく罰せられる。

王のいない国

統一暦370年頃になるとナン大陸の混乱も収束し、シンミココツも国として成熟期を迎える。それに伴い他国との交渉が必要となる事柄が増えてくると、交渉ごとのために国を代表する者が必要となってきた。
この問題を解決するために代表者を選ぶ制度が出来上がる。しかし、この制度により権力が一定の人物に集中してしまう仕組みとなってしまう。このことがゼイスイ・ウィープによる独裁を生むことになる。
この独裁により国は崩壊の危機を迎える。しかし、国の成立に関わった多くの年老いた者たちによりその体制が打破されると、再び同じことが起きないように権力が集中しない仕組みとなる。
これにより、支配者と呼ばれる階級を生み出せなくなったシンミココツは王のいない国と呼ばれる。それと同時に国民による国に対する監視も厳しくなっている。

他国との関わり

定められている法の中で、他国への侵略の禁止と他国からの侵略を許さないことが記されている。それは国の成立時から守られており、大陸戦争のときでさえ他国への侵略や他国からの侵略を一切許すことが無かった。
大陸戦争後は、他国との争いをしないことを国として改めて表明した。このことが、特に国ごとの争いに対する仲介国としての役割を負うことになる。また、各地で発生した争いごとに対して苦言を呈することもあった。これらのことから南の監視者と呼ばれることもある。


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