ukariko Creation

ukariko Creationについて
ブログ
リンク
メルマガ

ゲスタル・ウノ

[ゲスタル・ウノ]

統一暦973〜1032年。
不死族の軍団を作り上げた魔法士
孤高の魔法士で死を超えた存在である不死族に興味を抱き、その魅力に取り付かれてしまった人物。
総勢200体にも及ぶ不死族の軍団を作り上げる。その軍団に恐怖を感じ始めたネガロサ王国により攻められるが返り討ちにする。逆にネガロサ王国に攻め入り手中に収めると更に研究を続け自身も不死の存在になろうと考え始める。しかし、その研究の最中暴走した一体の不死族により命を奪われてしまう。

生い立ち

ゲスタルは生まれた直後から死にまとわりつかれたような人生を送っている。ゲスタルの母親は病弱な人であり、ゲスタルを産むのと引き換えに命を失ってしまう。ゲスタルの父親はゲスタルの事をゲスタルのことも愛情を込めて育てるが仕事中の事故によりゲスタルが1歳の時に命を落とす。ゲスタルは父親の弟の叔父夫婦に引き取られるがゲスタルが3歳のときに強盗に合い叔父夫婦は命を奪われてしまう。その後、ゲスタルは孤児として教会で育てられるが5歳の時にその教会は火事によって全焼し教会の多くの人間が命を落とす。ゲスタルは幸いにもかすり傷ひとつ追わなかったが行き場を失ってしまう。
しかし、ゲスタルは死を引き寄せる子供として誰も引き取り手が無い状態になってしまう。そんなゲスタルを引き取ったのはエビン・ローズであった。魔法士であったエビンはゲスタルが持つ魔力の大きさを感じたのだった。
ゲスタルはエビンによって魔法士として育てられることになる。
エビンによって引き取られたゲスタルであったが魔法士としてその能力を思うように伸ばすことはなかった。興味を持てる分野を見つけることが出来なかったためである。これに関してゲスタルは申し訳ないという気持ちで一杯だったが、エビンは自分の見込みが悪かったのかもしれないと言っていたがさほど気にはしていなかった。
この時期が結局ゲスタルにとっては一番穏やかで平和な時間だった。
そして、その平穏な時間は突然破られる。ゲスタル達が居を構えていたネガロサ王国が戦乱に巻き込まれてしまったのだ。統一暦993年、ゲスタル20歳の時である。
戦乱に巻き込まれることを嫌ったエビンはゲスタルと共に国を出ようとするが、攻め入ってきたプージアーブ軍の攻撃に巻き込まれエビンは命を奪われてしまう。ゲスタルは辛うじて逃れるが自らにまとわりつく死の存在を再び強く感じる出来事になる。

不死の存在

ゲスタルは自分が死を招く存在であると強く感じ誰とも接することなく一人で生きていくことを決める。と、同時に死というものの存在に興味を抱くようになる。なぜ人は死ぬのか。そして、死を超えて存在する不死族にへと興味が移り、その魅力に取り付かれてしまう。自身の興味によりゲスタルの魔法士としての能力が開花する。
ゲスタルは様々な術式を試し何体もの不死族を作りあげる。完全に使役させるものだけでなく。自らの意思を持ち行動することの出来る不死族を作りあげようと苦心する。
その結果出来上がったのが総勢200体にも及ぶ不死族の軍隊であった。
日に日に増える不気味な不死族の存在に恐怖を感じ始めたのはネガロサ王国の住民であった。そして、その訴えを聞く形で討伐軍が組まれる。しかし、不死族の軍団は思いのほか手ごわく返り討ちにあってしまう。逆に自身の研究を多少なりとも破壊され、これ以上破壊されることを恐れたゲスタルによってネガロサ王国は攻め入られてしまう。
ゲスタルはネガロサ王国を支配下に置くと更に研究を進める。そして、自身も不死族と同じ存在になろうと考え始める。しかし、研究の最中、ゲスタルが作り上げた最高傑作ともいえるベス・ベレ・ベドの意識が暴走しゲスタルの支配から離れる事件が発生し、そのベスによって命を奪われてしまう。
最終的にゲスタルの研究が完成していたのかどうかは定かではない。ある部分までは完成していたと見る向きもあるがゲスタル自身が結局は不死の存在になれなかったために未完成と見られている。
なお、ゲスタルを殺害したベスはそのまま姿を消している。


ukariko Creation Topへ
Copyright (C) 2005-2013 うかりこ. All Right Reserved