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スギアーズ侵攻

[スギアーズシンコウ]

大陸戦争の混乱期、統一暦975年に起こったスジシによるウドイスギアーズへの侵攻。
ヒコ・アイデントアクレ・ウィンドウの関わりから戦いの裏側には単純な侵攻とは異なる思惑が交差していた。
戦乱が避けられない状況において、ヒコ、アクレ共にこの戦いに参戦することを決めるが、アクレが集めようとした手下の一部が嘘を持つ者によって全滅させられるという事件が起きたことで、アクレは戦いを回避する。
ヒコは戦いの途中でそのことを知り、二十信徒と共に戦いの場から去った。
この戦いはスジシ側の勝利に終わり、スギアーズ一帯を支配することに成功する。
しかし、大陸戦争の氷期(統一暦988〜1001年)において魔の者と人との戦いが激化していく中で魔の者からスギアーズを守り抜くことが出来ず、スギアーズは無国状態になってしまう。

背景

アカネ・ヤヨイによる970年の同盟(俗称:アカネ同盟)によって大陸戦争は混乱の一途をたどるようになる。更に魔の者の暗躍やそれを理由にした戦乱が各地で起こるようになっていた。
そんな中、小国であったスジシとウドイはそれぞれ一国では他国の標的になりかねないと利害が一致し併合の道を選ぶことになる。
この併合の裏側にはこの当時英雄として名を上げ始めていたヒコの姿があった。ヒコが間を取り持つことで両国の併合は順調に進むように思えた。しかし、それを阻む者が現れた。それがアクレである。
この当時のアクレは未だ戦乱を起こした者と非難されることも多かったが、魔の者との戦いの活躍も広まってきており一部の人間には英雄視されるようになってきていた。
アクレは独立を保つことの利点を強調し、併合による弊害を強調した。
この二つの意見に対してスジシ側はヒコの、ウドイ側はアクレの意見を組み入れることになる。
そして、併合のための強硬手段としてスジシが選んだのがスギアーズへの侵攻だった。

ヒコの狙いとアクレの企み

ヒコは魔の者との戦いが激しくなるにつれ、人同士の争いを一刻も早く治める必要があると考えていた。その方法を模索している過程でスジシの文政官ビアズ・ス・イと出会う。ビアズはスジシとウドイを併合することで両国を守ることを考えていた。この考えにヒコは賛同し協力することになる。これが成功すれば同様の方法で平和への道をたどることができるかもしれないと考えたのだった。
アクレはスジシとウドイの併合には何の興味を示していなかったがその裏にヒコの姿があると聞き興味を示すようになっていた。アクレはそれ以前にヒコの戦いを数度目撃したことがあり、戦士としてのヒコはある程度認めていたがその英雄性を見てみたいと思っていたのだった。
こうして両者の思惑が交錯し直接的な戦いへ発展する。

戦いの結果

ヒコ、アクレ共に当初は戦乱に関わろうとはしていなかった。しかし、戦いが避けられない状況において共に参戦することを決める。(ただし、両者共にどちら側につくという考えはなかったようである)
しかし、アクレが戦いのために呼び出した配下が道中嘘を持つ者により全滅させられという事態が起こる。アクレはこのことにより、時の流れがまだヒコとの戦いの時でないといっていると判断した。これに対してオイ・スーは無責任な奴だと苦笑したという。それはこの戦いを起こしたのがアクレであることに対する嫌味であった。これに対してアクレは何も反論しなかったようである。
ヒコは戦いの最中にそのことを知り自身により戦いの行方が変わってしまうことを恐れて二十信徒と共に戦いの場から去る。
ヒコは両国が争うきっかけに、自分がなってしまったことを生涯後悔していたようである。
この戦いはスジシ側の勝利に終わり、スギアーズはスジシ側の物になる。しかし、大陸戦争の氷期(統一暦988〜1001年)において魔の者と人との戦いが激化していく中で魔の者からスギアーズを守り抜くことが出来ずに、スギアーズは無国状態になってしまう。
この戦いが起きたこと(戦乱を起こす前に自体を収拾することができなかったこと)でアクレはヒコの英雄としての資質はそれほどでもないと評価する。このアクレの評価に対してアクレの側近であったガラ・シオノフはヒコの若さとその影響力に将来英雄となる人物であると忠言している。それ以後直接、間接問わずに度々ヒコと戦うことになったアクレはガラの評価が正しかったと認めることになる。


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