晦冥期

[カイメイキ]

統一暦前にあったとされる暗闇の時代。
伝説の悪魔が跋扈し、人や獣人、精霊が存亡の危機にさらされていた時代。
光明期と対にあったとされている。
魔の者によって引き起こされたとする説が一般的であるが、光明期と共にその存在すら否定する説もある。

魔の者との関わり

光明期に現れた現れた魔の者によって引き起こされたとされる。その理由は諸説語られている。最も有力とされる説は光に満ち溢れた世界によって徐々に魔力を奪われていくことに気が付いた魔の者たちがその力を取り戻すために夜を復活させたというものである。
またそれとは別に溢れ出る光の影響により、世界が崩壊しようとしておりそれを止めるために夜を導いたとする説もある。
これらのいくつかの説にあるようになぜ光明期が失われてしまったかの理由は複数存在するが魔の者が晦冥期を導いたという結論に達する説が多い。

伝説の悪魔

この時代の象徴的ともいえる存在である。人のみならず、獣人、精霊など世界全体を存亡の危機にさらした。
また、この伝説の悪魔の存在によりこの時代がはじまったとする説もある。しかし、何が原因で伝説の悪魔が存在したのかが曖昧な点が多く、伝説の悪魔が現れたために光明期が終わり、晦冥期が始まったのか、光明期が終わり、晦冥期が始まったために伝説の悪魔が現れたのか明確になっていない。確かなことは伝説の悪魔というものが存在したという事実と、封印され、後の大陸戦争に関わっていったという事実だけである。

魔法の復活

カラツキが記した「黎明記」には光明期に一度滅びた魔法が復活させるために引き起こされたと書かれている。ただし、カラツキ自身は本の中でそのために魔の者がこの時代を導いたという結論には達していない。